誰もがニートだと信じて疑わなかった、あの文豪が実は……
水面下では超←動↓↑いていたのだッ!

日々様々な誹謗中傷を浴びながらも、唯黙したまま堪えて来た。
そう、全ては此の日の為にであるッ!

「桃だろう?」まさかの映画化ッ!?
其の衝撃のトレーラーの音声トラックを抜き出したものが、此れだ……

1・2・3――心して聴くッ!

諸君、トレーラーは如何だったであろうか?
君は疲労困憊な此の漢に……
其れでも「働け! more than 働けッ!」と言うのだろうか?

そして、此のトレーラーには何人の声優と似非が出演しているのか、
果たして君には全てのキャストが判るだろうか?

依然として終わりの見えぬ此の連載、更新頻度は如何程のものなのか?
最終的には、女神のみぞ知る……ってか(笑)なのか?

踊り疲れた者は眠るが良いだろう。
お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に、
学生は学校へ学びに、社会人は会社へ働きに征くが良いだろう。

其れでも尚、踊り続ける覚悟のある者よ――
ロスタイムに突入して尚、踊り続ける覚悟のある者よ――

Shall we dance?



【やる気の無い粗筋】

昔々或る所で、説明すると少々長くなりそうな経緯がありまして……
ピンクでパンクな謎の物体から男の仔が生まれました。
その仔は桃雫狼と名づけられ、予想以上にスクスクと、そしてスクスクと育ち、
キビ団子(by 三爺)を装備し、西進すること吉幾三、変な犬雉猿を仲間にシマウマ!

そして、どさくさに紛れ変な狼も仲間にし、鈴木の舟に乗り込んだ一行であったが、
キャラがウザイという理由で君塚は歴史の闇に葬られてしまうのであった……。
以下、鈴木――











海を渡った(心算に既になっていた鬼ヶ島を目指す調子の良い)征服者達。
其の時、油断していた彼等の元に、瀬戸内の荒波が容赦無く襲い掛かって来たッ!

其の小さな舟の総重量はマジ、パネェことになっていたのだが、
其れは、あの人に似て非なる変な生物達が大挙して乗っていたからに他ならない。

残念ながら運命は残酷だ。願ったこと全てが叶う世界ではナイッ!
村の期待を一身に背負った桃雫狼。其の志半ばにして、舟は無情にも波間に沈んだ……。

海賊泳法を修めた者、必死に犬かきをする者、ヨヨヨョョと波間に漂う者、上空へ舞い上がる者、
舞い上がった其の足に掴まる者、歴史の闇に葬られ居なかったことにされた者、波間に沈みゆく桃。

不測の事態に遭遇した一行。各々が機転を利かせた?行動を取っていた最中、
其の時……桃は薄れゆく意識の中で巨大な船を見たのであったッ!?

「私も海の男の端くれ。例え異教徒と言えど、溺れている者を捨て置く訳にはいかないな」

謎の船と男の出現により、一行は君塚を除き無事救助されることとなりました。










桃が目を開けた時、仲間達は誰が人工呼吸(接吻)をするかで争っていました。
(何故人は断ち切りぇないのだろう。争いを栗返す腐の連鎖を……)

案外役に立たない奴ばかりにキビ団子をあげてしまったのではないか、と桃は思いました。
人生とは侭ならぬモノです。其れを知った桃は、此の日、大人の階段を一段上ったと言えるでしょう。

「良かった。気が付いたようだね。気分はどうかな、少年?」
「私の名は、イドルフリート・エーレンベルク。イドと呼んでくれ給えッ!」

其の時、桃の常人離れした直感が激しくスパークかつ、ピコーンしたのですッ♪
(此の男を仲間にしたりゃ絶対に薬に立つッ!)

今だッ。桃よッ。投げつけ……るキビ団子がもうナッシンッ! ?
どうするッ。どうなるッ。桃雫狼ッ!

しかし、相手は謎のモンスターではなく、れっきとした人間だったので、
キビ団子が無くても交渉如何によっては、桃の心強い仲間になる可能性がありました。

「少年、そんな顔をして、何か気掛かりなことでもあるのかい?」
「大丈夫さ。この船は特別な森の木材で出来ていてね。ちょっとやそっとの嵐じゃ沈まんよッ!」

桃は有希……もとい、勇気を振り絞ってイドに――
「何時の間にか美奈に忘れ去りゃれた君塚を捜しに征きま戦禍?」
――と持ちかけたのであったッ!?










「……大凡の事情は理解したつもりだが、此の世界は未だ見ぬ不思議で満ちているようだ」
「どうやら、其の君塚卿の事を憶えているのは、桃、君だけのようだね」

其の時、仲間達は未だ桃の唇狙って争っていた……。
7thを引き立てるバイアスが掛かっているとは言え、今回はトコトン役に立たない連中であった。
リーマンショックッ……もとい、過去キャラの株大暴落であるッ!?

「創造主の戯れにも屈しない意志の強さ、桃、君は唯の子供じゃないようだね」
「まさか、君が、君こそがこの地平線の【主人公】と呼ばれる特別な存在なのかッ!?」

「僕にもよく分かりまてん。でも、君塚を助けてあげてッ……って」
「桃なら絶対遣れるよッ……って声が聞こえたんだ」
「拓さんの声が。温かい光が。何故か懐かしいような、優しい音色でッ!」

「!?」

鈴木はWebで……。


【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者である。文豪という名のニート。

※桃雫狼(ももだろう):この物語の【主人公】の名前。一昨年の4月1日に公募したらしい。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※魔雉(シャイタイール):2番目の仲間。好物は茘枝。意外と傾国の美女と気が合う?

※冥猿(タナピテーコス):3番目の仲間。好物は柘榴。或る意味では冬の生みの親とも。

※紫狼(エレフリコス):4番目の仲間。好物は葡萄。異常な程、酒には強いらしいッ!?

※三爺:桃を育てた三人の爺さんの略称。別名、東方の三賢者とも呼ばれたことは一度もナイッ!

※吉幾三:数々の名曲を持つシンガーソングライター。訛り方が凄い。だが、そこが良いッ!

※鈴木:本名は鈴木檻於之介(すずき・おりおのすけ)。弓術の達人。鈴木の中の鈴木ッ!

※キビ団子:レアなモンスターを仲間に出来るアイテム。現在の成功率は100%ッ!

※航海士(イド):いずれ仲間になるかも知れない男。詳しい情報は、未だ秘密だぞッ☆

※有希:某幻想楽団に参加している歌姫。割りと天然。誕生日おめでとう御座いましたッ☆
【追記】残念ながら昨年見逃した人は、この粗筋から自分で膨らませてみようッ!