人間椅子のメンバーと仲良くなったのは、93年頃、筋肉少女帯の企画ライブに出演してもらったのがきっかけだったが、彼らの生演奏を初めて見たのはその数年前、フジテレビのスタジオだった事を思い出した。確か、夜のヒットスタジオ(!)に一緒に出演した時、彼らのリハーサルをこっそり覗きに行ったのだ。その時以来すっかり人間椅子のファンになっちまい、こっそりCDを買って聴いていた、こっそりと。
そんな私のように、昔から彼らを追っかけているリスナーには、今回のベスト盤はとても感慨深い。
また入門編としても人間椅子の歴史を知るにはうってつけのアルバムである。
20年間ひとつのバンドを続けるというのは並大抵の事ではないのよ!
そりゃもうイバラの道。
だが人間椅子は、初めて聴いた時と同じ、揺ぎない音楽性を持ち続けて、今ここにいるのだ。ありがとう、人間椅子、おめでとう〜!
内田雄一郎(筋肉少女帯,水戸華之介&3-10chain,扇愛奈とザ・セクターズ)
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