2回、佐藤(左)が強烈な左フックを相沢のボディーにたたき込む=後楽園ホール(撮影・園田高夫)
ボクシングの第67回東日本新人王トーナメント予選(デイリースポーツ主催)が30日、後楽園ホールで開幕。12階級に76ジムから204選手が参加し、11月3日に決勝が行われる。全日本決勝は12月19日に開催され、今年は西日本と中日本の対抗戦覇者が西部日本と西軍代表戦を争い、勝者が東日本と日本一をかけて対戦する。
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Sフライ級の佐藤宗史(石神井S)が3回KO勝ちで開幕試合を白星で飾った。左右のボディー打ちで攻め、最後は連打で沈めた。ボクシングは高校で1年半体験。大学ではダンスサークルに入り、卒業後は芸能プロダクションに就職。だがマネジャー稼業が合わず、リングに再挑戦した。初陣から無傷の3連勝で「試合をできることが幸せ」と、頂点を目指す。
(2010年3月30日)