日本スケート連盟の橋本聖子会長(45)が31日、バンクーバー五輪スピードスケート女子代表の高木美帆(15)に対して、夏冬合わせて10大会五輪出場の夢を託した。スケート専念か、サッカーとの両立かで悩んでいることに「両方出て、10回くらい行けないかな?」と期待を寄せた。
世界の女子で最多タイ記録の7大会(夏3回、冬4回)に出場した“五輪の申し子”による後継者指名だ。自身の経験から、「(サッカーで)12年のロンドン五輪に出てからでも、(14年)ソチ五輪は間に合う。狙ってもらいたい」と、具体的なプランも口にした。
高木は今春から帯広南商に進学する。同会長は「違う競技をやることで、スケートも伸びる可能性がある」と、相乗効果も期待していた。
(2010年3月31日)