桜の姫路城をライトアップ

夜空に浮かぶ姫路城とライトアップされた桜

　世界文化遺産の国宝・姫路城（兵庫県姫路市）で１日、夜桜を楽しむためのライトアップの試験点灯が行われた。暗闇の中、白鷺にたとえられる城をバックに桜の花が浮かび上がり、幻想的な雰囲気に。ライトアップは２～１１日の午後６～９時。

　姫路城では大規模な改修工事「平成の大修理」が本格化する前の「見納め客」が急増。花見客も加わることから今後は一層の混雑が予想され、関係者は対応に追われている。

　改修工事は昨年１０月に始まり、今月１２日からは天守閣を覆う巨大な工事用建屋「素屋根」設置のため、天守閣に立ち入りができなくなる。

　市の姫路城管理事務所によると、３月は前年比２倍超の約２７万人が訪れ、２００９年度の総入場者数も過去２番目の約１５５万人に上った。市は通常午前９時の開場時間を１時間繰り上げたり、誘導員と警備員を増員したりするなど態勢を強化している。

（2010年4月1日20時22分  スポーツ報知）

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