ついに発行されたもさね。
航空自衛隊がこれまでに保有してきた戦闘機とは大きく異なる部分があるもさ。
「ASM、誘導爆弾の運用能力」と「対地攻撃装備にて800海里以上」の作戦行動半径が要求されているもさが、さらに「非友好的な電子戦環境での作戦行動能力」とあるもさね。
敵戦闘機だけでなく敵地上レーダーやAWACSに晒され、自らは地上レーダーやAWACSの支援を受けることが困難な「非友好的な空」での作戦能力を要求しているもさ。
これを「敵地攻撃能力の保有に踏み切った」と断言することは出来ないもさ、
専守防衛とは本土決戦の言い換えもさから、日本上空が非友好的な空になる事も想定しなくてはいけないもさね。
陸上自衛隊の一部からは長らく「航空自衛隊は戦闘を一過性のものと考えている」(作戦正面に近い基地が機能停止した後の作戦能力低下が著しい)と言う批判があったもさが、F-Xはその回答とも言えるもさね。
12年前の北朝鮮弾道ミサイル騒動から議論が続いている「敵地攻撃能力」としても運用可能だと思うもさが、
使うかどうかは自衛隊ではなく政治家が有権者の意向に基づいて決めることもさね。
一応図示してみると、こんな感じもさ。
それはさておき、F-XがOCA(OCA、Offencive Counter Air、旧軍用語では航空撃滅戦)戦闘機であることは間違いないもさ。
さて、OCAという事で米空軍ATF(F-22)の資料など引っ張り出して比較してみると、
F-XはATFよりもペイロードレンジの要求値が大きく、
離陸総重量の上限も25トン「程度」とあってやはりATFより大きいもさ。
一方で分解状態での空輸は要求されていないもさね。
ポイント性能、たとえば最高速力や加速性能、空戦性能やRCS要求値についてはATFのそれと非常に似ているもさ。
空自F-Xは「日本の基地で運用することに特化したATF」とも解釈できるもさね。
さて、どんな機体が提案されるか考えてみようと思ったもさが、モサの能力では無理もさ。
かつてATFのRFPに対してロッキードは空中での対空作戦能力(空戦能力)と調達性を重視した、
要求を満たしうる範囲で最も軽量コンパクトで運動性能の高い、その代わりAAMより大きな武器は積めない機体案を提出したもさ。
ノースロップは対地攻撃能力を重視し、大型のASMを搭載可能で安定性の良い、重量制限限度に近い大柄な機体案を提出したもさ。
F-Xの要求は明らかに後者に似たものを要求しているもさが、だからと言って
「ノースロップが日本向けF-23改を提案してこれを日本国内で生産」と決め付けるわけには行かないもさね。
もちろん純国産は不可能に近い要求もさから、もし新規開発する場合でも
国内航空機メーカー各社が米航空機メーカーとチームを組んでの開発になるはずもさ。
趣味的にはFB-23やFB-22-1〜FB-22-4みたいな機体が実現すると楽しいもさが、さてどうなるもさかな?
このエントリは本日限定公開もさ。
とりあえずモサは逃げるもさ。
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しかしネタとも思えない今日この頃もさね
てっきりF-111オチだと信じてたのに!