亘理針
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2010/04/01更新
 雑記:2010/04/01
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【第24話 裏切りの夕陽】
「バス停を捨てるのが鬼畜行為なら、イエローの眼鏡を外すのも鬼畜行為になるんでしょうか」
「早まるなブラック、それは」
ひょい
「あ」
「あ」
「ゥオオオオオオオオオ!」

説明しよう!
イエローの眼鏡は視覚補正デバイスと似て非なる存在。
彼の存在意義と常識を司るマストアイテムなのだ。
例えて言うなら装甲のふりをした拘束具。
眼鏡無き彼はもはや彼ではない。単なる欲望の塊だ。

 雑記:2010/04/01
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「大変だ! イエローが暴走しちまった!」
「責任取れよ」
「どうやって?」
「眼鏡男子になればいいんじゃね?」
「前向きに検討します」

「これでも食べて落ち着いてくださいませ」
ブルーが食用兵器を口に押し込んだ。
皆が対消滅を期待する――しかし。

「……食ってやがる」
レッドが呆然と呟く。
ニッ、と嘲うイエロー。イケメン(公式)なだけに、表情の禍々しさが際立った。
人智を超越したラスボスにメンバーは戦慄する。

 雑記:2010/04/01
【第7話 補給物資SOS】 ED前

「スカート履いたから恥ずかしくない……ですよ、あれこれも恥ずかしいのか? 羞恥心ってなんなの」

 雑記:2010/04/01
【アイキャッチ 黒の憂鬱】
「最終鬼畜オカンのような扱いを受けていますが、僕は弱いですよ」
「「嘘だー!!」」
「証拠もあります」

◎各自の体力(ジェバンニ調べ)
 レッド:279
 ブルー:52
 イエロー:330
 ショッキングピンク:58
⇒ブラック:51
 ヴィーナス:324

「ね?」
「ブルーよりHPが低い……だと!?」
ワタリも今気づいた。

 雑記:2010/04/01
【character004 #01】
――幼馴染を殺したのは状況と運だ。
――幼馴染を殺したのは俺だ。
 相反する声が在る。
「仲間なんて始めからいなければ失うこともない……」
 銀誓館に属したから、莫大な数の『仲間』が出来た。
 莫大な数の喪失が未来で待っている。そう思うと灼けるように胃が熱い。
「もうたくさんだ」
 時計の針は午前二時を指している。
 ポケットに財布をねじ込み、街明かり華やかな外に飛び出した。

 雑記:2010/04/01
【character004 #02】
 電車を乗り継ぎ、終電後は徒歩で進んだ。
 徐々に近づく懐かしい景色に息が詰りそうになる。
 昔に戻ったような憧憬。
 二度と戻れない日々への悔恨。
「ずいぶん変わった、な……」
 最寄りのバス停は一日の運行がたったの五本。それも、目的地までは遠い。
 残りの距離はただ淡々と二本の足で歩き進むのみ。

 雑記:2010/04/01
【character004 #03】
 かつては賑やかで、笑い声にあふれた村だった。
 今はすべてが死に絶えた廃村だ。
 寺は遺棄され、ほとんど引き取り手のない墓も荒れ放題に荒れていた。
 無数に並ぶ墓石の中から、一つの名前を求める。知人の名前を目にするたび、幻聴が鼓膜を震わせる。

――お前が殺した。
――お前に殺された。
――お前も死ぬか?

 耳を塞いで目を閉じて、すべての記憶を漂白してしまいたい。

 雑記:2010/04/01
【character004 #04】
 一般人だった過去をなくして、それで幸せと呼べるのだろうか?

 ぶれる視界の隅に幼馴染の名前を捉えた。夢遊病のような足取りで近寄り膝をつく。冷たい風化した手触りに涙腺がゆるんだ。
「久しぶりだな」
 大好きだった板チョコを供え、消えかけの名前をなぞる。

 喪失の棘は胸から抜けない。おそらく永遠に。
 それでも誰かと共に在りたいと願うなら、痛みを――怖れるな。
「わかった」

 雑記:2010/04/01
【character004 #05】
 今も鮮やかに甦る日々は綺麗なまま封印した。
 過去は現在を越えることは出来ない。時々取り出して眺めるだけの宝物だ。

 悔やむな。
 顔を上げろ。
 目をそらすな。
 戦え。
 戦え。
 戦え。

 息絶えるまで。

 わずかな滞在を終えて彼は帰路につく。
 地図からも姿を消した山奥の小さな村。入り口の風化した石碑には、辛うじて『宙見村』の文字が読み取れた。

 雑記:2010/04/01
【第4話 恋愛SLG【銀雨メモリアルGS】】

「木犀さんが落とせない……」
「手伝ってやろうか」
「ピンク! 君ならやれると信じ」
「これからゲームは一日三時間な?」
「くっ……ピンクのいいなりになるなんて……。悔しい! でも攻略したい! 犬と呼んでください!」
「はははは! 誉めろ讃えろ敬え跪け!」

 雑記:2010/04/01
【第9話 I.G.ブラックは最強なのか?】

「一発レッドカードも忍びないので警告です。部屋のバス停を整理しないと捨てますよ。どうでもいいけど粗大ゴミの日は明日です」
「ブルー、塩分を取りすぎても死んじゃいます」
「ピンクはこのことわざの意味知ってますか? 『働かざるもの食うべからず』」
「イエローさんイエローさん、今月の家計がピンチです。頼りにしてます(笑)」

検証結果:メンタル面でEXダンジョンボス。

 雑記:2010/04/01
【第7話 補給物資SOS】
「とある組織からスカートが届いたぜ! 皆ではこうな!」
レッドが居間に現れた。赤いスカート着用で。

「似合いそうじゃん?」(ウラミハラサデオクベキカ)
ピンクがブラックへ実力行使に出た。
「ギブ!タオル投げておかあさーん!」
「諦めろって」

「パンツを一緒に下げるな。ブラックも見苦しいものを仕舞え」
イエローは胃痛と頭痛のダブルパンチ。

そんな時、

「こんに……」
幼なじみが遊びに来たよ。

 雑記:2010/04/01
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【第13話後編 イグニッションヴィーナス、華麗に参上。】
僕はいずこからともなく突如現れた女性を初めて目にした時、慄然たる思いを禁じえなかった。
彼女は長短の曲線を組み合わせた名状し難い姿をしており、狂気じみた茜色が純白の肌を縁取っていた。
這いずり回るような冒涜的な足取りで敵に近付くと、何とも名状し難き筆致で敵と敵の子孫のおぞましき姿を絵画として産するのであった。

 雑記:2010/04/01
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僕は吐き気を催すその全貌から目をそらし、両手を押し当てた耳から這い寄る恐怖に彩られた敵の断末魔をやりすごすほかなかった。

僕と僕の仲間は守られた場所で互いに身を寄せ合い、小刻みに震える体を押さえていた。
彼女がこちらに気づいてやって来る。なぜだ。彼女は僕と仲間を知るはずがない。ああ! 窓に、窓に!

 雑記:2010/04/01
【閑話 ―独白―】
イエローは、僕とブルーがいれば無敵なんじゃなかろうか、とネガティブを吐いていました。
それは大きな間違いです。
ブルーの料理に耐える胃袋の持ち主、イエローとレッドこそが無敵なんです。
あんなん食ったら普通死ぬに決まってます。
凌駕可能でリアルラックに恵まれた人物が尊い犠牲になるべきです。

ショッキングピンクもわかりますよね。
わかったら協力してくれませんか?

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