Opera スペースエディション登場
by kaoris. Thursday, 1. April 2010, 02:55:39
ヨーロッパを中心に、最近ますます注目されているブラウザ戦争ですが、Opera Software は視点を宇宙に移動させました。Opera スペースエディションと名付けられたこの試みは、宇宙でのブラウザの利用を目的としています。
「 Opera は、これからは、宇宙でのウェブブラウザの利用にもっと目を向けるべきだと信じています。今日現在、宇宙でブラウザを使えるようにすることほど、他のブラウザより優位に立てる方法は考えられません。現在よりも接続の距離が遠くなるだけで、基本は同じですから、そんなに不可能なこととは思えません。実のところ、これはひとつのブラウザが宇宙に行くというレベルの話ではなく、業界全体の話です。ブラウザ業界全体が、このゴールのために頑張るべきだと思います。 」 - Opera Software 共同創設者 ヨン・フォン・テッツナー 談
Opera スペースエディションの主な概要
1: 惑星間のネットワークトランスポートプロトコル ( INTP ) をサポート
これにより、レイテンシや光速度の限界などの理由で従来のネットワークプロトコルでは接続できない場所でも、インターネットの長距離接続を実現することができるようになりました。
2: 真空状態でも快適にブラウザできるサービスの提供
ミッションモードは、プライベートブラウジングを行っている時以外、すべてのブラウザ操作をモニターし、管理してくれます。
3: 様々な技術との高い互換性
拡張現実ブラウジング ( ARB ) で透明オーバーレイモードにウェブコンテンツを表示します。ARB はもっとも広く利用されている視覚光吸収分子ディスプレイ ( VRDs ) や警告ディスプレイ ( HUDs ) とも高い互換性を持っています。
4: ゴワゴワな手袋でも利用できるタッチスクリーン
宇宙の必需品である厚い手袋をしたまま、タッチスクリーンを利用するのはなかなか難しいというユーザーの声をもとに、タッチスクリーンに手を加えました。接近センサーにより、スクリーン上のユーザーがアクセスしたいと思うスポットを確実に検出できるようにしました。
Opera スペースエディションは現在、ベータ版のテストを行っています。ご興味のある方はhttp://www.opera.com/portal/inspace/をご覧下さい。