卯月瀬蓮
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2010/04/01更新
 雑記:2010/04/01
◆これまでのお話◆

鎌倉市のどこかにある、廃墟の地下深くにアジトを構える
悪の秘密結社『蜘蛛の巣』鎌倉支部。
総帥である蜘蛛童・爆の『童さま』の元で世界征服を企む彼らは、
その足がかりとして日夜、街を襲っていた――。

「今日のおやつのケーキが美味しかったから、作った人連れてきて(誘拐)」
「アジトが暗すぎるから電気つけて!(盗電)」
「結社員の視察なんてめんどくさい(任務放棄)」


 雑記:2010/04/01


――そう。
悪の秘密結社『蜘蛛の巣』鎌倉支部の活動には、
童さまの傍らにいる我儘姫・カノコの存在が大きく関わっているのだ。
無邪気な笑顔とお願いビームを振りまく彼女に、逆らえる怪人はなく……
それは総帥たる童さまとて同様。
正に影の支配者として

ところがある日を境に、
『蜘蛛の巣』による組織立った事件がふつりと途絶える。

某魔法少女の苦悩を他所に、世界は平穏を取り戻したかに見えていた……。

 雑記:2010/04/01
■□■ ナ ニ モ ナ イ イ チ ニ チ ガ ハ ジ マ ル ヨ ☆ ■□■

※ こちらの雑記更新は夕刻以降になります。多分。


こんなところで何ですが、
【悠人の誕生日〜学校でかくれんぼ・お茶会付き】のお土産、
送付手続き完了しております。
到着まで、もうしばらくお待ち下さいませ。

 雑記:2010/03/31
かねてより予告しておりました通り、
本日、菓乃子が所属結社様全てから退団いたしました。

退団ボタンを押すのに、とても勇気が要りました。
それぞれの結社の団長さんと結社員さん方には、
今まで本当に良くしていただき、有難うございました。
これからも同じ銀誓館学園で、そして能力者として生活していきますので
またお会い出来ることもあると思います。
その時にはどうぞよろしくお願い申し上げますね。


菓「みんな、またね〜!」

 雑記:2010/03/28
【悠人の誕生日〜学校でかくれんぼ・お茶会付き】
大変お待たせ致しました、リプレイが公開されました。
先述の通り、1日遅刻してしまい申し訳ありません。
これは沢山書けそう〜♪とウキウキしてたら、逆に書き過ぎて削るハメになった件 orz
計画性って大事ですね。
ともあれ、ご参加下さった皆様、有難うございました!

悠「ふふ、楽しかったです」

……あ、通常は廊下は走っちゃダメですよ!(今更)
お土産はもう暫しお待ち下さい。

 雑記:2010/03/28
リアイベ『聖杯戦争』に参加された皆様、お疲れ様でした!
ポジションに参加されていた方々は事前の活動も併せて。お疲れ様でした。
途中、ちょっと心が折れそうになりましたが、
結果としては勝利を飾ることが出来ましたね♪
世界結界は勿論、団十郎さんや巡礼士の皆さんも無事で、
本当に良かったな〜と思います。
今夜はゆっくり休んで下さいね。


…ていうか、最終ターン。
菓乃子で応援したつもりだったのに、参加失敗してました……

 雑記:2010/03/28
■今日の甲羅コンビ〜終戦■
菓「もしもし、ユートにぃ? 知らせ、行ってる?」
悠『えぇ。揺り籠の君を、倒したそうですね』
菓「ん、団十郎おにいちゃんたちも無事だよ」
悠『本当に、良かった。大変な戦いでしたね…』
菓「うん。ケガとか、死んじゃった人も…いっぱい…」
悠『…今はどうか安らかに』
菓「ん…」

銀誓館だけで100名近くの死亡者が出てしまいましたね…。
その他犠牲になった方々も、その魂が安らかでありますように。

 雑記:2010/03/28
■悠人の物語〜電話■
――ついにきたか。悠人は思った。
戦争が終わるには、あまりにも早いだろう時間。ケータイ画面に浮かぶ名前の主がこの時間に電話をしてくる、ということは。
「はい、もしもし……菓乃?」

自分の重傷を報告し、これまでの戦いや仲間の様子を説明する声。
やや硬い表情で相槌を打っていた悠人の表情から、ふと力が抜ける。
「……え? 聞きたいことですか?」

(↓ つづく)

 雑記:2010/03/28
(↑ つづき)

「いえ、あの、クリスタルなんとかじゃなくてクラスタライザー、です……」
些か脱力しつつも律儀に答えてやると、電話の相手は少し笑ったようだった。
礼を告げる幼い声が微かに震えて、何かを確かめるように言葉を紡ぐ。
「……えぇ、きっと。皆さんなら大丈夫ですよ」
菓乃子の問いに答える悠人の声に、窓から見える空を見つめる瞳に、迷いはなかった。
共に往けなくても、信じているから――。

 雑記:2010/03/28
■菓乃子の物語〜第4ターン■
途切れていた意識が無理矢理繋がれたような衝撃に、菓乃子は目を見開いた。
「……ッ!」
瞬間、身体を襲う激しい痛みに、必死で息を詰めた。

戦闘で身に受けた以上の……そう、覚えのないいくつもの傷は、
恐らく伝え聞いていた『ペイン』が倒れた際の効果なのだろう。
ならば、その戦場に向かった仲間たちがやってくれたのだ。
胸中に安堵と、少しの悔しさが絡まって広がる。

(↓ つづく)

 雑記:2010/03/28
(↑ つづき)

ふと目元が熱くなるのを感じ、菓乃子は慌てて手巾を取り出した。心配そうな蜘蛛童に微笑んで、
「だいじょぶ……みんながいるもん」
もうこれ以上、自分は往けないけれど――。
次の戦場へ向かう能力者たちをじっと見送って、菓乃子も踵を返した。


⇒(4)錠前屋・Battle63 敗北……
応援していただいたのに重傷、すみません;ペイン恐るべし。
ともあれ有難うございましたー!

みんながんばれ。でも、いのちだいじに。

 雑記:2010/03/28
■菓乃子の物語〜第3ターン■
「駆おにいちゃん、ちゃんと休んでてね?」
そう言って、菓乃子は救護所へ向かう青年を見送った。

彼女自身も先程まで意識を失っていたが、幸いと言うべきか、まだ戦える。
それに、離れた場所で戦っていた仲間たちが、
モンスターを呼び出していた敵の親玉を倒してくれたために、
この戦場はかろうじて制圧出来たらしい。
厳しい状況の中でそれらは喜ぶべきことなのかも知れない。けれど。

(↓ つづく)

 雑記:2010/03/28
(↑ つづき)

「どうしよう…」
太陽が中天を超えてから、もう数時間が経っている。
揺り籠の君が行っている世界結界破壊の儀式の進み具合、
そして、団十郎たちがいつまで無事でいてくれるのか――心配だった。
「童さま、絶対…がんばろーね」
久し振りに1人と1体だけで参加した戦場では、心に生まれた焦りを話す相手もなく。重い心を抱えながら、菓乃子は傍らの蜘蛛童に寄り添った。


⇒(3)クラスタライザー・Battle48 敗北……

 雑記:2010/03/28
■悠人の物語〜彼方から■
波立つ心を持て余し、悠人は溜め息を吐いた。
柔らかな香りと共に紅茶をひと口飲むと、
やっと少しだけ気持ちが落ち着いたような気がする。

運命予報士としての力を得て、銀誓館へやってきてから、
戦争を経験するのはもう幾度目だろうか。
しかし、何度繰り返しても、
ただ待つだけというのは、落ち着かないものだった。
昨日、別れたきり連絡のない菓乃子は、それ故にまだ無事なのだろう。

(↓ つづく)

 雑記:2010/03/28
(↑ つづき)

テーブルにカップを戻し、立ち上がる。
窓辺に寄ったところで彼の戦場が見えるわけではないけれど、
頭上に広がる空は繋がっているのだと思うと、見上げずにはいられなかった。
蒼空に祈るように、呟く。
「……皆さん、どうかご無事で」
戦場にいる能力者たちと、リリス――アプサラスに襲われているという同僚と巡礼士たちに向けて。

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