韓国艦沈没について北朝鮮がコメント「なぜわが国？日本や中国もいる」

　北朝鮮の対南経済協力公式窓口の民族経済協力連合会（民経連）は31日、韓国海軍の哨戒艦「天安」（1200トン級）の沈没原因が北朝鮮にあるのではないかという見方について、「言葉もでない」との反応を示した。

　韓国では事故と北朝鮮との関連に注目が集まっていたが、北朝鮮は事故後初めて韓国のメディアと接触し、北朝鮮は無関係であるとの立場を明らかにした。聯合ニュースをはじめ韓国の複数のメディアが報じた。

　北朝鮮は事故発生の26日から31日まで、沈黙を守り続けていたことから、韓国では事故と北朝鮮を関連づけた憶測が飛び交っていた。29日の国会答弁でも、韓国のキム・テヨン国防相長官は、北朝鮮介入の可能性も排除できないとの見方を示し、朝鮮戦争時代に北朝鮮が設置した残留機雷が爆発した可能性もあると指摘していた。

　しかし、民経連関係者は31日、聯合ニュース記者と接触し、初めて北朝鮮の立場を説明。「黄海の哨戒艦沈没事故については、中国現地人などの話しを通じて知っている」「なぜ、南側（韓国）は事故とわれわれを関連づけようとするのか」とし、「黄海で発生したことなら中国や日本もいる。なぜわれわれと関係づける方に追い込もうとするのか」と述べ、事故と北朝鮮は無関係であると主張した。（編集担当：新川悠）

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