当ページをご閲覧頂き、誠に有難うございます。 卯月瀬蓮(うづき・せれん)と申します。 皆様のお子様たち(キャラクター)のご活躍をお手伝いしていきたいと思いますので、 どうぞよろしくお願い申し上げます。
■シナリオについて■ 生来の暢気者であるせいか、 アクションよりもほのぼのなカンジを好む傾向があります。 ……戦闘も頑張ります。 判定は甘めだと思いますが、 白紙や犯罪行為をするプレイングには描写対応出来ませんので、 お気をつけ下さい。
※ 未成年者の喫煙・飲酒行為は犯罪です。成長にも影響出ますよ〜。
キャラクターの口調や性格については、 『教室での発言>(キャラ口調で書かれたプレイング>)出発時のステータス欄』 の優先順位で描写致します。 あまりにもバラバラ過ぎると判断に困り、 挙句、「セリフが極端に少ない!」なんてことになり兼ねません。 どうぞご配慮、ご承知下さい。
■ファンレターについて■ 活力です。 有難うございます。 拝読した後も大切に保管し、時々読み返させて頂いております。 個別にお返事が出来ないのが残念ではありますが、 感謝の気持ちを次作品のクオリティに繋げていけるよう精進致します。
それでは。 皆様の依頼へのご参加をお待ちしております。
雑記:2010/04/01
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◆目覚め
何かに呼ばれた気がして、意識が浮上した。 ぱちりと目を開くや否や、ユウトは傍らのケータイを手に取る。
メール着信アリ。 発信者は、同僚の樹。この、悪の秘密結社『蜘蛛の巣』鎌倉支部の大佐である。 宛先は、自分と……カノコ。
「って、カノコ様を見つけたんじゃないんですかっ!」
思わず画面に向かってツッコミを入れ、ユウトは辺りを見回した。 薄暗く広いアジトは、しん、と痛いほど静まり返っている。
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雑記:2010/04/01
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封印していた人格を取り戻して飛び出して行った姫君たちを探して、 怪人も結社員も残らず出払っている。 最高幹部の1人であるユウトだけが留守番……もとい、 緊急の連絡要員として待機していたのだった。
勿論、大佐とて件の話は知っているはず。 けれど、宛先に行方不明者本人が入っている辺り、消息が掴めたわけではないのだろう。
だとしたら一体何の用事だ、とブツブツ言いつつも、メールを開く。
「! こ、これは……!!」
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雑記:2010/04/01
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「こ、れは……っ」
……暗号交じりの文面を解読すべく、何度も読み返す。 ショート寸前になった思考回路が悲鳴を上げた。 猛烈な頭痛に文字通り頭を抱えながら、それでもユウトの口元に笑みが浮かぶ。
覚醒しているとはいえ、基本的に好奇心が強く我儘という カノコの子供っぽい性格は変わっていないはず。 このメールを見れば、きっと――。
そんな希望すら打ち砕くような一際鋭い痛みに、ユウトは意識を失った。 |
雑記:2010/04/01
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◆夢
体全体に大きな衝撃。耐え切れず、どさりと地面に倒れ込んだ。 草の青い匂い。ふやけた泥が飛び散って、 辛うじて引っかかっていた眼鏡の割れたレンズを汚した。 ……もう、動けそうもない。ここまでか――。
「笑止! その程度の力で、わらわに勝てるとでも思うたか?」
声色だけは幼い、けれど老獪な響きを持つ少女の言葉が、頭上から降ってくる。 フッと視界が翳った。 |
雑記:2010/04/01
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「おぬし、このまま倒してしまうには惜しいのぅ。 聞けば、茶を淹れる名手だとか。我が怪人たちの中にも、そうおらぬ」
――なにを、言っている?
「決めた。おぬしを従者としてやろう。喜ぶが良い」
――だ、れ、が……!!
「……っ、かはっ」
反論すべく開いた口から漏れたのは、言葉にならない空気の塊だけ。 少女の高笑いが響き渡る中、意識が暗闇に融けた……。 |
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