市外バスが路肩から転落、6人が死亡 /江原

 江原道三陟市で、市外バスが路肩から転落し、6人が死亡、13人が負傷する事故が起こった。

 30日午前10時50分ごろ、三陟市遠徳邑月川里の国道7号線で、慶尚北道蔚珍郡から三陟市へ向かっていた市外バスが、路肩のガードレールを突き破り、7メートル下へ転落した。この事故で、バスを運転していたA運転手(57)と乗客のKさん(38)ら6人が死亡、Jさん(29)ら13人が負傷し、近くの病院へ運ばれた。また、一部の重傷者は慶尚北道浦項市や江原道江陵市などの病院へ移送された。事故が発生したのは、蔚珍郡と三陟市の境界線付近の、「カルリョン峠」と呼ばれるところだ。

 警察は、「片側2車線の道路の第2車線を走行していたバスが、第1車線へ変更しようとしてハンドル操作を誤り、中央分離帯に衝突した後、反動で右側のガードレールを突き破り、7メートル下へ転落した」と説明した。救助隊が現場へ到着したとき、負傷した乗客3人はシートベルトを締めたまま座席に座っていた一方、けがの程度が軽い乗客6人は車外へ投げ出され、そのほかの乗客らは救助されていた。なお、けがの程度が軽い乗客6人は、シートベルトを締めていたかどうかは確認されていないという。

 事故を起こしたバスは、この日午前6時58分に釜山市の東部バスターミナルを出発し、浦項市、江陵市を経由して、午後1時50分ごろに江原道束草市へ到着する予定だった。

 A運転手は1974年から、ダンプトラックやミキサー車などの大型車を運転し、2005年にバス会社へ転職、事故が起きた釜山-束草間の路線だけを運転していたという。

 警察は、正確な事故原因の解明に向け、国立科学捜査研究所や道路交通公団などの専門家とともに、合同で調査を行う方針だ。

30日、江原道三陟市遠徳邑月川里の国道7号線で、市外バスが路肩のガードレールを突き破り、転落する事故が起こった。バスは原型をとどめないほど破損し、運転手や乗客ら6人が死亡、13人が負傷した。/写真=キム・ジファン客員記者

三陟=洪瑞杓(ホン・ソピョ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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