フィギュア:ヨナ会見態度めぐり批判の声

 フィギュアスケート世界選手権出場を終えたキム・ヨナ選手(19)=高麗大=は29日(現地時間)、つかの間の休息を過ごした。母のパク・ミヒさん、マネージメント会社のIBスポーツ関係者らと共に、トリノから車で約2時間のファッション都市・ミラノを訪れ、ショッピングを楽しんだ。

 ミラノでサングラスや服、靴などを購入したキム・ヨナ選手は、トリノに戻ってレストランでイタリア料理を味わい、滞在最後の夜を過ごした。キム・ヨナ選手は「3年前のグランプリ(GP)ファイナル(2007年12月)でもトリノに来たが、そのときは大会を終えてすぐに韓国に戻った。今回は1日余裕があるため、トリノ市内を回ったり、ショッピングもしたりできてうれしい」と話した。

 キム・ヨナ選手がつかの間の休日を楽しむ間、韓国では時ならぬ「キム・ヨナ批判動画」が波紋を呼んでいる。インターネット動画共有サイトの「ユーチューブ」などでは、キム・ヨナ選手が世界選手権の記者会見中に携帯電話をいじる姿を映した動画が出回った。日本のあるインターネットメディアは、「キム・ヨナはマナーが悪い」という趣旨の記事を掲載した。また「キム・ヨナが記者会見の席で後ろを向いてつばを吐いた」という根拠のない疑惑まで持ち出した。キム・ヨナ選手は、ほかの選手が発言する間少しだけ携帯電話に目をやったが、通訳が始まるとすぐに耳を傾けたため、特別にマナーに欠ける行動ではなかった。

 また、この日「ユーチューブ」では、「キム・ヨナが海外の選手やファンの恨みを買っている」「顔を整形した」などキム・ヨナ選手の名誉を傷つける内容の動画が多数出回り、韓国のファンの怒りを買った。キム・ヨナ選手のマネージメントを担当するIBスポーツが、このような虚偽の動画にきちんと対処できていない、との指摘も相次いだ。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る