春川に先端部品産業団地造成、日本企業が入居へ

 春川市東山面鳳鳴里で、世界的な企業と研究所が参加し、小型原子炉や自動車部品、新素材などを生産する大規模先端部品産業団地の造成が進められている。

 春川市は、日本企業の(株)フジエンタープライズと先端部品産業団地造成のための協約式を行った。同社は2012年までに7000億ウォン(約574億円)を投資、鳳鳴里一帯の面積60万平方メートルの敷地に小型原子炉の研究団地や生産基地、自動車などに組み込まれる先端部品を生産する産業団地を造成する。10月に土木工事を開始し、2012年10月の竣工が目標。関連企業15社が入居する予定だ。

 団地には、電力中央研究所や原子力中央研究所のほか、東芝、三菱重工業、パナソニック、トヨタ自動車など日本の主要企業や研究機関の研究・生産施設が入る。

 春川市側の説明によると、同市では原子炉、容器だけを製造・輸出し、核燃料棒は原子炉を設置する国が米国の製品を直輸入して使用するため、春川産業団地は核物質とは関係ないという。

 春川市は、先端部品産業団地造成事業に直接参加するか、市が出資した第3法人が参加するよう協約書に明文化したほか、事業期間の短縮のため、土地購入を目指し、施工会社が履行保証金として50億ウォン(約4億円)を預置するようにした。

李革宰(イ・ヒョクチェ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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