- HOME >
- 番組紹介
番組概要
「藤子・F・不二雄 ふしぎ大百科」
『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』・・・。世代や国を超えて多くの人たちに愛される漫画を描いてきた藤子・F・不二雄。しかし、その素顔はあまり知られていない。 今回の「こだわり人物伝」では、藤子・F・不二雄を知る4人がその「ふしぎ」に迫る。
4月の番組
| シリーズ内容 | 本放送 | 再放送 |
| 未来の国からはるばると | 3月31日 | 4月7日 |
|---|---|---|
| 先生の地球製造法 | 4月7日 | 4月14日 |
| パパの四次元ポケット | 4月14日 | 4月21日 |
| ひとりぼっちの宇宙戦争 | 4月21日 | 4月28日 |
第1回 藤子不二雄Ⓐさん(漫画家)
本名、安孫子素雄。1934年、富山県氷見市に生まれる。小学5年の時に父の死により高岡市定塚小学校へ転入。藤本弘(藤子・F・不二雄)と出会い、漫画の共作を始める。52年「天使の玉ちゃん」でデビュー。高岡高校卒業後、富山新聞社に入社し、図案部(のち学芸部)に所属。新聞社を退社し、54年、藤本弘と上京、藤子不二雄として本格的な漫画制作を始める。87年、コンビを解消し独立、藤子不二雄Ⓐとなる。主な作品に『まんが道』『笑ゥせぇるすまん』『忍者ハットリくん』『怪物くん』『プロゴルファー猿』などがある。
第2回 伊藤善章さん(藤子プロ社長)
1949年、東京生まれ。73年、小学館プロダクション入社。教育事業部を経て、制作事業部で『ドラえもん』を代表としたメディアミックスの手法によるキャラクタービジネスに関わる。 87年、藤子・F・不二雄の事務所(藤子プロ)設立のため出向。90年、小学館プロダクションへ戻る。97年、退社。同年、株式会社藤子・F・不二雄プロ代表取締役就任。
第3回 藤本正子さん(藤子・F・不二雄夫人)
1938年、富山県高岡市に生まれる。62年、藤本弘と結婚、三人の娘に恵まれる。
第4回 岡田斗司夫さん(作家)
1958年、大阪市生まれ。84年、アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを設立、社長を務める。SFやアニメ、漫画に通じ、「オタキング」と称してオタク文化を盛り上げる。 東京大学非常勤講師として「オタク文化論」を講義。NHK「BSマンガ夜話」のレギュラーとしても活躍。 マサチューセッツ工科大学講師などを経て、現在、大阪芸術大学客員教授。著書に『オタク学入門』『「世界征服」は可能か?』『東大オタク学入門』『いつまでもデブと思うなよ』ほか多数。
第1回 未来の国からはるばると
- 本放送 3月31日 PM10時25分~PM10時50分(教育テレビ)
- 再放送 4月7日 AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)
藤子・F・不二雄と藤子不二雄Ⓐ―。二人は長年、「藤子不二雄」のコンビで漫画を描いてきた。そして87年、コンビを解消。 藤子・F・不二雄が亡くなったとき、藤子不二雄Ⓐこと、安孫子素雄さんは、本当は亡くなったのではなく、ドラえもんの「どこでもドア」で四次元の世界へ行ってしまったかのように感じたという。 小学5年で出会った頃からまぢかで見てきた藤子・F・不二雄の輝きを語る。
第2回 先生の地球製造法
- 本放送 4月7日 PM10時25分~PM10時50分(教育テレビ)
- 再放送 4月14日 AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)
現在、藤子プロの社長を務める伊藤善章さんは、漫画家、藤子・F・不二雄のすごさをすぐそばで感じてきた人の一人だ。尊敬する「先生」のそばにいられるだけでうれしかったという。 そんな先生にある日、「伊藤さん、地球ができたのは45億年前ですか、46億年前ですか。調べて下さい」と頼まれた。二日がかりで調べて「45億年前です」と報告すると、先生は・・・。 ときに優しく、ときに厳しく、時に茶目っ気たっぷりだった「先生」を語る。
第3回 パパの四次元ポケット
- 本放送 4月14日 PM10時25分~PM10時50分(教育テレビ)
- 再放送 4月21日 AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)
藤子・F・不二雄こと、藤本弘は、家庭には決して仕事を持ち込まなかった。どんなに忙しくても、朝は七時に起きて、娘たちと一緒に朝食をとった。 日曜は必ず休み、家族と一日を過ごした。そして、娘たちには絵本を読み聞かせ、粘土細工やペーパークラフトなど、とても上手に作ってみせた。 家族にだけ見せた藤本の知られざる素顔。正子夫人と三人の娘たちが思い出を語る。
第4回 ひとりぼっちの宇宙戦争
- 本放送 4月21日 PM10時25分~PM10時50分(教育テレビ)
- 再放送 4月28日 AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)
藤子・F・不二雄を、SF作家として高く評価する岡田斗司夫さん。『ドラえもん』もSF作家としての才能のほんの一部に過ぎないと断言する。 長編が描けるような抜群のアイデアを短編作品に惜しげもなく使い、いくつもの名作を描いた。岡田さんおすすめの作品を読み解きながら、藤子・F・不二雄のSF作家としての魅力に迫る。
来月予告
5月 「安藤百福~遅咲きのラーメン王」
鳥越俊太郎 Torigoe Syuntaro ジャーナリスト
1940年、福岡県生まれ。京都大学文学部卒業。65年、毎日新聞社に入社。新潟支局からスタートし、大阪社会部、東京社会部などを転任。82年に1年渡米し、地方新聞「クェーカータウン・フリープレス」に職場留学。帰国後、テヘラン特派員となる。88 年から『サンデー毎日』編集長。89年に退社し、テレビ朝日系列の報道番組「ザ・スクープ」のキャスターとなる。2002 年から、同系列「スーパーモーニング」のコメンテーター。2005 年に直腸がんであることを公表した。主な著書に『あめりか記者修業』(中公文庫)、『桶川女子大生ストーカー殺人事件』(メディアファクトリー)、『ニュースの職人――「真実」をどう伝えるか』(PHP 新書)、『歳には、勝てる』(マガジンハウス)、『人間力の磨き方』(講談社+α新書)などがある。