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2010年3月31日(水) 19:30 |
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遺伝子組み替え培養液を違法廃棄
香川大学医学部で遺伝子を組み替えた大腸菌の培養液をそのまま流しに処分していた疑いが強まり、大学が調査委員会を立ち上げました。 医学部に内部告発があったものですが、担当教授は告発を否定しています。
香川大学が会見で明らかにしました。 今月18日、職員から医学部長へ告発があり、医学部生体情報分子学の研究室が2004年から4年間実験で使った遺伝子を組みかえた大腸菌の培養液を滅菌処理をせず流しに捨てて処分していたという内容でした。 香川大学は26日に調査委員会をたちあげて関係者から話を聞くとともに水質検査などを行っています。 これまでに遺伝子組み換え実験が学長に申請していた実験室とは違う部屋で行なわれていたことがわかっています。 研究を担当した教授は「告発を否定し培養液を流しに処分したことはない」としています。 調査委員会によりますと、医学部で使った溶液は排水処理施設で滅菌処理を行った後、排出されるため外部への影響はないということです。 大学は、今月29日文部科学省に報告し文部科学省があさって聞き取り調査を行います。
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