2004年4月1日
月虹は最も反発を買う形での登場となった外国機であるにも関わらず、最終候補の2機種に選ばれた2003年時点では、不知火・弐型を圧して「TSF-Xの本命」とする見方がほとんどであった。この次期戦術機選定計画では、純粋な機体性能以外に政治的背景も絡んだ複雑な駆け引きが展開されていたものと見られているが、月虹に対しては現場の開発衛士からも好意的な声が上がっており、国産機派の巻き返しには並ならぬ一手が必要な状況であった。
ところが今年に入り、突如として「撃震の改修計画」という言葉が政府関係者の口にのぼり始めた。特に今年2月、帝国陸軍技術廠・第壱開発局に属し、国民の間にも名高い巌谷榮二氏による「我々は撃震から瑞鶴を生み出した歴史を顧みるべきである」という発言が雑誌対談を通じて報じられ、様々な憶測を呼んだ。かねてより巌谷氏は「国産機派、外国機容認派といった単純な分類」に否定的な立場を取っており、今になって振り返れば、ある種の中立的な決定票を持つ彼の発言が「和洋折衷」とも呼べる超撃震採用への道を拓いていた可能性は十分にあった。
とは言え、「不知火・弐型」並びに「月虹」のいずれも高機動性能を重視した「第三世代」と呼ばれる戦術機であり、撃震の改修という言葉から想定される機体性能とは格段の開きがある上、既に実機が製造され実戦にすら投入されているという大きな優位性を持つ以上、撃震にまつわる噂はあくまで補助的な計画を指すものというのが大方の見方であった。
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【政治】
特集・次期戦術機(1) 「超撃震」選定の背景とは
「超撃震」前夜月虹は最も反発を買う形での登場となった外国機であるにも関わらず、最終候補の2機種に選ばれた2003年時点では、不知火・弐型を圧して「TSF-Xの本命」とする見方がほとんどであった。この次期戦術機選定計画では、純粋な機体性能以外に政治的背景も絡んだ複雑な駆け引きが展開されていたものと見られているが、月虹に対しては現場の開発衛士からも好意的な声が上がっており、国産機派の巻き返しには並ならぬ一手が必要な状況であった。
ところが今年に入り、突如として「撃震の改修計画」という言葉が政府関係者の口にのぼり始めた。特に今年2月、帝国陸軍技術廠・第壱開発局に属し、国民の間にも名高い巌谷榮二氏による「我々は撃震から瑞鶴を生み出した歴史を顧みるべきである」という発言が雑誌対談を通じて報じられ、様々な憶測を呼んだ。かねてより巌谷氏は「国産機派、外国機容認派といった単純な分類」に否定的な立場を取っており、今になって振り返れば、ある種の中立的な決定票を持つ彼の発言が「和洋折衷」とも呼べる超撃震採用への道を拓いていた可能性は十分にあった。
とは言え、「不知火・弐型」並びに「月虹」のいずれも高機動性能を重視した「第三世代」と呼ばれる戦術機であり、撃震の改修という言葉から想定される機体性能とは格段の開きがある上、既に実機が製造され実戦にすら投入されているという大きな優位性を持つ以上、撃震にまつわる噂はあくまで補助的な計画を指すものというのが大方の見方であった。
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不知火・弐型(左)と月虹(右)
本年2月、軍事系雑誌取材に回答する巌谷氏