岡山放送局

2010年3月31日 18時39分更新

告発された市議 不起訴処分に

倉敷市の市議会議員が、市が所有する土地を地元の開発業者に払い下げるよう市の職員に働きかけ、その見返りに業者から300万円を受け取ったとして刑事告発されていた問題で、岡山地方検察庁は「不正な行為の働きかけはなく現金を受け取ったということも認められない」として、この市議を不起訴処分としました。

この問題は倉敷市の矢野秀典市議会議員が市が所有する土地で宅地開発を計画していた2つの業者から依頼を受け、土地を払い下げるよう市の職員に働きかけその見返りに業者から300万円を受け取ったとして、あっせん収賄の疑いで倉敷市の市民グループ「倉敷市民オンブズマン」から刑事告発されたものです。
岡山地方検察庁で捜査を進めた結果、矢野市議が市の職員に働きかけたことも業者から現金を受け取ったことも認められず、嫌疑が不十分だとして31日矢野市議を不起訴処分としました。