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米ケンタッキー州の民家から盗難カーネル像発見

昨年3月、道頓堀川から発見されたカーネル・サンダースの立像(左)と現在店頭に設置されている立像

 虎党が思わず顔をほころばせるニュースだ。米ケンタッキー州バリアにあるケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の店舗で今年1月に盗まれた創業者カーネル・サンダースの胸像が発見され、3月30日までに同店ビル所有者に戻されたとAP通信などが報じた。バリアの北約150キロの町インディペンデンスの民家の地下室で現地警察が発見。所有者は隠し持っていた青年を告訴するつもりはないとしている。

 ブロンズの胸像は1200ドル(約11万円)相当で、KFC側は報奨金代わりに500ドル分(約4万6000円)のフライドチキンをプレゼントするとしていたが、情報提供者は辞退したという。胸像は1月、店員が目を離したすきに消え、4人の男が銀色の車で逃走するのが目撃されていた。

 日本では1985年、優勝を喜んだ阪神ファンがカーネル人形を「バースや!」と胴上げしながら道頓堀川に投げ込み、昨年3月に川底から発見。3月19日からKFC阪神甲子園店で展示され始めたばかりだった。

 日本ケンタッキー・フライド・チキン広報によると、日本でおなじみのカーネル人形は米国の店舗には置かれておらず、胸像もケンタッキー州ルイビルの本社前などにはあるものの「店舗に置くのはあまり聞いたことがない」という。盗難については「把握していない」とした上で「道頓堀川から発見されたニュースは米国でも報道されており、触発されたのかもしれない」と話した。

 阪神が85年以来、日本一から遠ざかっているのは“カーネルののろい”とささやかれていただけに、日米で“のろい”が解けたのは真弓阪神にとって吉兆かも。オクラホマ州議員のバース氏もホッとした!?

[ 2010年4月1日付 ]

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