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連休の分散化、8地域で社会実験 東京・荒川区など

2010年3月31日22時9分

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 観光庁は31日、ゴールデンウイーク(GW)や夏休みに集中している連休を分散化させた場合の影響を調べる社会実験を、東京都荒川区や京都市、福岡市など全国8地域で実施すると発表した。家族の時間を増やし、旅行需要を促すのが狙い。秋などに新たな学校の連休をつくるが、親が子どもに合わせて有給休暇を取得できるかが課題だ。

 連休に旅行が集中して渋滞が起き、ホテル代などの旅費も高くなることなどから、同庁は連休の分散化を検討していた。政府の観光立国推進本部でも、日本を5ブロックに分け、春と秋にずらして5連休を取得する案を検討している。今回の社会実験では、実施後にアンケートをして、学校の連休を増やすことが家族旅行の増加につながるのかや、問題点などを検証する。

 8地域では、夏休みを削るなどして、年間の休みの日数は変えずに新たな連休を設定するという。今後、学校の連休に合わせて親が休めるよう、企業などに協力を求める。(佐々木学)

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