鼻毛ビジネス最前線。鼻毛の植毛に成功した男。しかも毛さん。
Posted on | 4月 1, 2010 | No Comments
大連にある意味すごい医者がいた。鼻毛を用いた増毛ビジネスの第一人者である彼の名は毛沢植。自称138歳だという。もちろん冗談だが、こんな軽口こそ緊迫した空気を和ませるにはもってこいだ。
毛さんは、皮膚科の医者から転じて増毛ビジネスを手掛けている。職業と名前が偶然に一致した好例だ。あの毛沢東氏と毛さんは遠い親戚にあたるという。
「当たり前ですがイキのいい鼻毛じゃなくてはいけません。」
そう切り出した毛さんは、施術の方法について次のように語ってくれた。
「お客さんに手術室で鼻毛を抜いてもらいます。抜いた時に毛根が黒いものがベスト。すぐに、私がピンセットでつまみ、頭頂部に植えます。その後の施術は企業秘密です。」
手術直前に、患者に鼻毛を抜いてもらい、急いで植え付けるのだそう。もし、患者の鼻毛が足りなくなった時用に、毛さん自身の鼻毛を用いることにしている。毛さんの鼻毛はのびっぱなしだ。
「私の鼻毛は高いよ。抜くと痛いから、その料金ですよ。」
鼻毛を伸ばしているのは毛さんだけではない。毛さんのクリニックに勤める看護師は女性も男性も鼻毛がふさふさだ。いつでも不足分を補えるようにスタンバイしているという。
「それでも足りなかったら、鼻毛以外もつかう時もあるんだけどね。」
毛さんは、看護師たちと目を合わせてほほ笑む。
鼻毛を植え付けるのはシビアな施術だ。抜いたばかりの鼻毛は衛生的に良くない場合が多く、施術前に鼻を消毒するのが必須。だが、その消毒中に逃げ出す人が少なくない。消毒薬は劇薬。鼻にしみるのだ。
「ハゲを直すのは根性が必要なんです。逃げちゃだめだ。」
だが、その消毒に使う薬品は、チベットとの国境となる崑崙山脈の土の成分からしか取れないそうだ。現在、チベットと中国本土が対立していることを毛沢植さんは嘆く。
「土に罪はないでしょう。対立のせいで中国10億人のハゲが苦しんでるんです。平和が一番です。」
これまで、植毛してきた患者は100万人は下らないそう。毛さんは、これまで1人だけ植毛を断ったことがある。それは親戚の毛沢東からの依頼だったそう。
「何度も依頼されましたが、断固として断りましたよ。考えてみてください。あの人がふさふさになったら、人は集まってきますか?ハゲだからこそ、あのカリスマ性が出るんですよ。」
毛沢植さん138歳。鼻毛ビジネスの第一人者は、今年、長寿のギネス記録も更新した英雄として皆を笑顔にさせている。大連では、鼻毛さんと親しみをこめて呼ばれ続けることだろう。
(非モテタイムズ編集部)
(引用元)
「大連的毛老師是」中華日報
(画像提供元)
Old Man reading Chinese Newspaper / maveric2003 クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0
Mao Zedong / Richard.Fisher クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0
Nose Hair / davidpbrown クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0
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