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2010年2月18日

南の島・宮古島より、南国土佐に移動してまいりました。

僕の部屋のちょうど上がアレックス(カブレラ・内野手)です。
「ウンババウンバ、ウンババウンバ」といった感じのラテン系音楽がアホウのように鳴り続けています。さきほどミーティングの時に、「うるさいからどうにかせえ」と伝えたのですが、5分位静かになって、その後また、ウンババが始まってしまいました。どうやら僕は、アメリカにいようが日本にいようが、ラテンの洗礼を受けてしまう運命のようです。

アレックスはラテンのノリと、日本人の勤勉さをあわせ持つナイスガイです。
去年まではあまり練習をしなかった、だとか、そんな声も聞こえてきますが、僕は見てないから知らん。少なくともこの春の彼は、休日にも打ち込みをするほど練習熱心で、野球のことを真剣に話し合える相手でもあります。
もう古株とはいえ、言葉も文化も違う異国で暮らすのは、きっとさまざまなストレスがあるはず。
だから、ウンババは聞き流してあげるのが、優しさというものかもしれません。

ところで、宮古島から高知までの移動は、日本で初体験のチャーター機でした。
しかし、チーム関係者だけしか乗らないチャーターとはいえ、搭乗券が発券されているし、搭乗時刻も決まっており、それまで待たなければなりません。
チケットもなく、さらっとセキュリティーを受けたら、バスで飛行機の下まで行って、タラップを登ったらもうご自宅状態、のようなアメリカ的気楽さはありませんでした。

でも、チャーターでの移動ができたこと自体、画期的ではありませんか。
そのうち、チャーター新幹線とかいう経験ができるのではないでしょうか。

その日が来るまで現役でいたいなあ。

高知市にて  田口壮 

2010年2月9日

キャンプインしてから2度目の休日。身体の手入れなどして過ごしております。

昨日、小瀬選手のお別れ会が、練習後に行われました。
ここのところ、チームはもちろんのこと、ファンの皆さんもまた、落ち着かない日々を過ごされたことでしょう。
いったい何が起きたのか?真実を知りたい、という気持ちは誰にでもあるものです。

しかし、本当のところは、誰一人わかるはずもありません。
だから、憶測で過去を話すのはやめて、起きてしまった出来事を厳粛に受け止め、未来に目を向けていくことにしませんか。
焦らず、ゆっくり、いきましょう。

これからも、小瀬は一緒です。
彼を特別扱いなんてしません。
今までどおりチームの一員であり、ともに優勝を目指していくのだから、ぽつんとベンチに座っていられては困るのです。
時に「おい、力を貸せよ」と話しかけ、
時に「何隠れとんねん!」と、姿の見えない彼に突っ込みを入れ、一緒にフィールドを走り回りながら、
ひとつひとつを、ともに乗り越えていくつもりです。
そして祝勝会では、冷え始めた秋の空気の中で、
「さぶー!もう勘弁してくださいっ!」と言わせるほどに、
ビールをたっぷりかけてやるつもりです。

僕らがうつむいていたら、一番困ってしまうのは小瀬自身でしょうから。


宮古島にて  田口壮 

2010年2月4日

ご無沙汰しております。皆様お元気でしょうか?
こちら沖縄、9年ぶりの日本のキャンプは、
大変な練習量です。
アメリカだと、朝こそ早いものの、
練習量の加減はある程度個人個人に任されており、
特守、特打、も、さほどありません。
日本は同じホテルに全員が滞在しますが、
アメリカはそれぞれが別の場所に家を借りて、
もしくは自宅に住んでいるので、
全員集合するのは練習の時だけ。
練習後は、次の朝まで顔を合わせることもないのです。

というわけで、このところは、部屋に戻って、
じっくりゆっくり身体の手入れをしていたら、あら?もう寝る時間。
こうして毎日が過ぎていく、
まさに野球漬けの生活なのです。
そして、それが結構好きだったりもします。
たくさんたくさん練習したら、
身体はそれにどんどん応えてくれます。
もちろん、相応の手入れが要求されますが。

暖かくて、海風の湿気を少し感じる宮古島は、フロリダの雰囲気。
なんせこの冬セントルイスで走っていた時は、
ニット帽のふちに汗のつららが出来ましたから、
この環境はありがたいことです。

チームは、若い。お若い。
ヤーングな皆さんです。
大変敬老精神があり、
僕はその上にどっしり胡坐をかかせてもらっています。
自主トレの時は、「はーい、行きますよー」と、
ノックも易しく、範囲も狭く、
ぜんぜん練習になりませんでした・・・きっと僕が突然倒れたら困ると思ったのでしょう・・・。
今は、かろうじて年上のコーチのおかげで、
若者の一部の気分を味わっています。

このチームの中で何をすべきか、
どんなことが出来るか、を考えながらのキャンプは、
毎年となんら変わることはありません。
自分の体調の維持は最低限の責任で、
あとは、「おじいちゃんの知恵袋」として、
お若い皆さんに、残せるものを全部残していきましょう。
そして、このHPに来てくださっている皆さんが、
少しでもオリックスに興味を持っていただけるよう、
オリックスの野球を楽しんでいただけるよう、
選手の紹介などもしていきたいと思っています。
総じて若く、そして真面目。真面目は大変素晴らしいのですが、
それが生真面目になると、全体の雰囲気がおとなしくなりがちなので、僕があちこちつっついて、オモシロ真面目を目指していくつもりです。

恒例のこのメールも、毎日発信するつもりが、
パソコンを開く時間がなかなか取れません。
時々、になってしまうかもしれませんが、
僕の気持ちはいつでも、画面の前の皆さんと
つながっています。
どうか今シーズンもよろしくお付き合いください。

宮古島にて  田口壮 

田口選手宛のファンレターはこちらまで letter@taguchiso.com

 
   

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