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自閉症の才能開発


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アスペルガー症候群の当事者や家族・支援者に、

少しでも元気ニコニコになれるような情報を発信したい。

そんな想いで綴っています…


読む方の立場によっては、不快に感じる内容があるかもしれません。

それは、あくまでも私個人の意見であって、

アスペルガーを代表する意見ではありません。

これだけは、誤解しないでくださいねショック!


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ひらめき電球アスペルガー症候群とはひらめき電球


発達障害の一種で、知的障害のない自閉症です。

先天的に脳機能が普通の人と異なります。

そのため「できること」と「できないこと」の差がとても大きいのが特徴です。

普通の人には"なんでもないこと"ができないのに、

普通の人にはできないことを簡単にこなしてしまう、というアンバランスな人です。

基本的に感じ方が違うため、相手の意図を読みにくいのも特徴です。


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『あすぺさんの知恵袋♪』

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2010-03-31 11:00:00

努力が実るまで2 (13) -バスケットボール編-

テーマ:あすぺさんの生育過程

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私はアスペルガー症候群でしーた♪-がんばれあすぺさん103




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【人気記事リンク】努力が実るまで2 -バスケットボール編-


前回からの続きです。


ポジションが変わって、悪戦苦闘の日々。

Bチームのメンバーの励ましに支えられながら、なんとかがんばっていました。


そして、Bチームに入って1週間が経ちました。


「Bチームに、やっと慣れ始めたかな…」

と思える瞬間が何度かあって、少し手がかりをつかみ始めた頃でした。


6年生の冬の中途半端な時期に、転入生が来ました。

そして、転入してすぐに、その子は学校代表のバスケットボールチームの練習に入ってきたのです。


背は私と同じくらいでした。

きりっとした目に、色白で短い黒髪が印象的な子でした。


そして、初日の練習。


抜群の運動神経に、バスケットボールの技術、スピード、判断力が備わった、すごいプレーを見せたのです。初めて入ったチームでもひるむこともなく、むしろ引っ張っていくぐらいの力量でした。


目を見張るようなすばらしいプレーの連続…


そう。

実は、この転入生は、転校前の学校でバスケットボールのレギュラーだったのです。



そして、翌日の練習中。


私は、今ひとつBチームと新しいポジションに馴染めず苦戦していました。

S先生が、いつものように"ピッ"と笛を鳴らして練習を止めると、転入生にこういいました。


「しーたと変われ。」


これが、私のレギュラー落ちの瞬間でした。



あぁ、やっぱり…。


私はそう思いました。

チームの勝敗のためには、私よりも彼女のほうが適任であることは、誰の目にも明らかなことでした。S先生の判断は当たり前のことでした。


そう頭でわかっていても、やはりショックは大きかったです。

やっとつかんだレギュラーの座が、わずか一週間で、なす術もなく、全く知らない子に譲ることになってしまったのですから…


本当は、声を上げて泣きたいぐらいショックでした。

けれど、その場では泣くのを我慢しました。


転入生と私の、実力差は歴然としていた。

そんな相手に負けたのなら、仕方がない。


「負けて泣くなんて、かっこ悪い。」


できるかぎり表情に出ないように、こらえて練習を続けました。



私は母からいつも、こう教えられていました。


「負けてなくのは、かっこ悪いこと。

 泣くなら、勝って泣きなさい。」


そう。だから、私は泣くのを我慢したのです。



休憩時間になると、いろいろな子が声をかけてくれました。


「しーた…せっかくがんばったのになぁ…」

「元気だしや…」

「しーた…またがんばろ。」


言葉をかけないけれど、ただ横で辛そうな顔をして私を見つめている子もいました。


試合まで数ヶ月もない、この時期にレギュラー落ちするということは、2度とレギュラーに昇格チャンスがないということ。口には出さないけれど、みんなわかっていました。それだけに、言葉をかけることも難しかったのです。


私は、

「うん。大丈夫。あのこの方がうまいねんから、しゃーないわ。」

 (※しゃーない:大阪弁で「仕方がない」の意味)

というのが精一杯でした。


ただ、こんなにみんなに心配してもらったのは初めてでした。

レギュラー落ちしたことは辛かったけれど、友達の言葉がとてもうれしく感じました。


そして、その数日後、その転入生はあっさりとAチーム入りを果たしました。

それを機会に、編成後ほとんど入れ替わりのなかった、AチームとBチームの間で改変がなされました。その転入生のレベルは、私の小学校とはレベルが違っていたのですね。


そして、それだけの実力を持ちながら、その転入生は、まったく自慢げにする風でもなく、ただバスケをすることが楽しそうでした。なによりも、その子がとても明るく素直で性格のよい子だったことが、私には救いでした。(後に友達として中学時代をともにすごしました。)



こうして…

わずか一週間で、なす術もないままに、

私は、Bチーム・レギュラー生活を終えたのでした…



次回は最終回です。


実ったかに見えた努力。

わずか一週間で厳しい現実…

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