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事例:米UNICAのキャンペーン管理ソフトを“無印良品”が採用

2010年03月17日 17:04更新

 株式会社電通国際情報サービス(ISID)は、株式会社良品計画に、米国UNICA社のキャンペーン・マネジメント・ソフトウェア「Unica Campaign」の月次利用形式での提供を開始したと、発表した。

 良品計画は、“無印良品”を国内外で店舗展開しているほか、オンラインストア“無印良品ネットストア”を運営している。“ネットストア”では、販促施策として定期・号外メールを配信しているが、メールリストの抽出、メール配信、効果分析(レポート作成)が手作業で行なわれており、作業の効率化と、よりターゲットを絞ったキャンペーン実施による購買金額の向上が重要課題になっていた。

 「Unica Campaign」は、メールリストの抽出からメール配信、効果分析までを自動化することで、作業工数の削減を図れ、キャンペーンの企画から実施までのサイクルを迅速化できる。また、顧客の購買データやWebアクセス履歴などから、ターゲットを的確に絞り込んだキャンペーンを実施できるため、反応率(コンテンツのクリック数や購買に結び付いた顧客数)向上を図れる。更に、従来は結果を確認するためにキャンペーン実施後5日かかっていたが、同ソフトではリアルタイムで参照できるため、タイムリーなマーケティング活動が可能になる。これらが、採用理由になった。

 同ソフトの利用を開始したことで、従来の定期メール配信に加え、顧客の購買データに基づいたメール・キャンペーンを自動で行なえるようになった。ネットストアの新規会員へのフォローアップや、特定商品の購入者に関連商品を推奨するなどのキャンペーンで、効果が確認された。メール・キャンペーン実施後は、コンテンツのクリック数/配信エラー数をほぼリアルタイムで確認できるため、キャンペーン結果を踏まえた施策追加など、タイムリーなマーケティング活動が可能になった。

 今回、一定期間(最低1年から)の使用権として購入できる“タームライセンス”を採用し、ハードウェアを含めた月次利用の形態としたため、初期投資を抑えられた。採用決定直後から同ソフトを搭載したハードウェアを良品計画社内に設置し、キャンペーン業務を同ソフトに切り替えたことで、早期にシステム導入効果が確認できた。


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