考えを「書き言葉」にするのはなかなか難しいものですし、また純度高く「定着」させなければ、逆にそれを「飛ばす」こともできないでしょう。また、「話し言葉」にしても、何かを感じた時、それをすぐとなりにいる親しい人にでさえうまく伝えられないことも多いはずです。それどころか自分自身にも伝わらないというような、おかしな気持ちになってしまい、うまく「言葉」になるまであれこれさらに「考え」つづけてしまうということが。
しかし、言葉にしなければあなたの「感じたこと」や「思い」はなかったことになってしまうのでしょうか?
不思議なもので、うまく言葉にできなかった考えや感じほど、印象深くこころに残り、ある時ふっと言葉になったりするものです。そうしてかたちとなった言葉(時として絵や音楽)は、はじめて「飛ぶ」ことができ、どこかで誰かが受け取ることのできるものとなります。