視覚障害を持った方で手書きで日記をつけてみたい方へ『ダイアリー = エンジェル』をプレゼントさせていただきたい理由。

 

白黒反転

 

 

視覚障害を持った方で、手書きで手紙を書くという方はわりといると思うのですが、日記をつけている方がいるのかどうか、じつのところ想像できません。

手紙を書くことや写 真を撮る(意外と多くの方が趣味にされているようです)という行為には、それを見せる人とのコミュニケーションという前提があるわけですが、日記帳の場合そのへんがとてもデリケートな問題であるからです。

パソコンを使える環境にあって、コミュニケーションが前提であれば、ブログというものがありますし、晴眼者にとってのプライベートな日記帳にちかいものとしては、パソコンの日記帳ソフトがあり、どちらもたくさんの視覚障害の方たちが利用されているようです。

しかし、手書きの日記帳となるとそのメリットが見あたりません。

「ハンドライティング」が得意で好きなうえに "ただ、つけてみたいから" "おもしろそうだから"という遊び心がある方や、物体としての本というものに不思議な魅力を感じ、愛着をもたれてる方に限られるのではないかと思います。

つまり、そう多くはいらっしゃらないのではないかと想像されるわけです。

もしも、あなた自身がそういう方だったり、そういう方をご存じでしたら、当社で制作・販売している『ダイアリー = エンジェル』という日記帳をプレゼントさせていただきたいと考えております。信頼できる方に口述筆記で日記をつけてもらっているという方でもけっこうです。

視覚障害の方用にデザイン・造本してあるわけではないですし、サイズや厚み(A6文庫本サイズで6センチ近い厚みがあります)の問題からいうと、晴眼者にとっても”つけにくい日記帳”になっていますが、物体としての本という意味ではとても存在感のあるものです。

"おもしろそうだから日記をつけるなら、ぜひこれにつけてみてほしい" というのが、勝手ながら、こちらがわのプレゼントさせていただきたい率直な理由です。

 

以下、その日記帳の説明になります。

 

 

『ダイアリー = エンジェル』

『天使の日記帳』または「日記帳の中の天使」

 

日記帳をひとつの箱=内部は透明な空間だと 想像してみてください。そして、そこに天使が浮かんでいるところを…

この本は、どこかに存在するといわれている『天使の日記帳』の模型=モデルです。

この日記帳の1ページ1ページには、立体の天使像を3次元スキャニングし、そのデータを紙の厚みを考慮してページ数分に分割したもの、いってみれば、天使像の「断面 図」が印刷されています。

それらを 一枚一枚すべて重ねあわせると 、つまり本を閉じた状態のことですが、そこに天使の立体像が再現されるよ うになっているわけです。

しかし再現されるといっても閉じられた本の中のことですから、 あなたが天使の姿を 直接見ること はできません。

「日記帳の中の天使」の姿はあくまでもあなたの想像力にゆだねられることになります 。

閉じられた本の中に存在する天使。 この見えない天使こそ、どこかに存在する本物の 『天使の日記帳』の 鍵をにぎっている 「日記帳の天使」なのです。

本を閉じれば確かにそこにあるはずの天使の姿かたち 。

その全体を実際に見ることはできませんが、本を開けばその一部を見ることはできるし、その同じ平面 にあなたの日常生活の出来事や考え事などを書き込むことができます。

"この天使は日々移ろい変化してゆく自分と自分を取りまく世界、 それらを越えた次元に存在している"

そんなふうに想像してみてください。

日記帳の天使の仕事はあなたを見守り、そのすべてを記録することです。

どこかに存在するその記録、本物の『天使の日記帳』には あなたの今までの人生、 あなたに関係のあることのすべて

あなたが忘れてしまっていることや、あなたの知らないこと、あなたが生まれてくるまえの様々なこと

あなたの経験した、でもあなた自身には言い表せられないようなこと

言葉ではなかなか伝わらない「思い」 また、あなたに届かなかった他者からの「思い」

あなたがすれ違っただけの見知らぬ 他人の人生

など、までもが記録されています。

しかし、そのような記録というのは私たちにとっては、まったくの混沌でしかないわけで、そのような混沌に一つの道筋をつける手伝いをするのもこの天使の重要な仕事なのです。

何かを考えたり、感じたり、思い出したり、閃いたりしたとき、この天使がそのお手伝いをしているのだということを思い出してみてください。

伝えようとする対象も定かでなく、 言葉以前のただの「思い」が浮かび上がってくる瞬間。 また、それが「言葉」になる瞬間。

「日記帳の天使」が働きかけ、また同時に記録しているのは、 まさにそういった瞬間なのです。

ですから、何かを書きとめておきたくなった時に、そのことだけを自由にこの本に書きこんでください。

あなたがこの日記帳に何かを書いたということも、『天使の日記帳』に記録される出来事の一つなのですから。

それはあなたのほんの一部分にすぎないのですから。

 

追記

この日記帳の本体背表紙に銀で箔押しされている題名は『Diary of Angel』の鏡文字になっています。

これは「日記帳の中の天使」にとってはこちら側=本の外側の世界全体が本物の『天使の日記帳』になっているという意味をあらわしたものです。

つまり、本の内側と外側がひっくり返っているわけです。  

日記帳の中の天使の視点で、日記帳の内側から背表紙に向かっているつもりになってみてください。  

そして、この鏡文字はまた、天使がこの本から抜け出すための「しるし」のようなものでもあります。  

ところで、天使が抜け出してくる 「こちら側」の世界とは……    

日記帳の中でページ(時間)にまたがって存在している天使が抜け出してくるこちら側とは、 あなたのいる世界とはすこし次元のちがうところのはずです。  

 

説明文以上

 

いかがでしょうか。"おもしろそうだから日記をつけるなら、ぜひこれにつけてみてほしい" という、プレゼントさせていただきたい理由がおわかりになっていただけたでしょうか。

 

よろしければ、ご連絡下さい。ご意見もお待ちしております。

rrose@diary-angel.com  

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