サムスンとLG、3Dテレビめぐり批判合戦
サムスン電子「本当にフルLEDなのか」
LG電子「立体感欠ける」
サムスン電子とLG電子が3D(3次元)テレビの技術力をめぐり、批判合戦を繰り広げている。
LG電子の権喜遠(クォン・ヒウォン)LCD(液晶ディスプレー)テレビ事業部長は30日、COEX(ソウル子江南区)で開催された「3Dワールドフォーラム」で、サムスン電子の3Dテレビの「2D-3Dへのリアルタイム変換技術」について、「立体感が欠けている。質の低いコンテンツで3D産業拡大の障害となるだろう」と批判した。加えて「画質の問題で、消費者に3Dは質の低い技術という印象を与える恐れがある」と指摘した。
「2D-3Dへのリアルタイム変換技術」は現在サムスン電子の3Dテレビだけに導入されている機能だ。サムスン電子は同技術を最大の長所としてアピールしている。LG電子はこれについて、「わが社も同技術を持っているが、問題が多いため採用していない」との考えを示している。
一方、サムスン電子の尹富根(ユン・ブグン)社長はLG電子の批判に対して、「多くの企業が2Dコンテンツを3Dに変換している。3D変換のためには映像を深く分析し、これを最適化する複雑な過程を経なければならない。実力がなく自社技術でできないからといって、ああいった形で批判してもらっては困る」と反論した。
またLG電子が最近「世界初」という触れ込みで発表したフルLED(発光ダイオード)方式の3Dテレビについては、「昨年LG電子が発表したフルLEDテレビは、 LEDを3000個使用していた。しかし今年発表したLEDテレビは、LEDを1200個しか使用していないにもかかわらず、フルLEDテレビとして発表しているが、本当にフルLEDなのか」と皮肉った。つまり、昨年に比べ今年はLEDの使用数が少なくなったわけだ。
25日、LG電子の記者懇談会で3Dテレビ製品が発表され、両社は本格的な神経戦を繰り広げ始めた。そのときLG電子は、サムスン電子とLG電子の3Dテレビを並べ、比較展示を行った。
サムスン電子はこれについて、「そのとき、LG電子の製品は最高級仕様だったが、サムスン電子の製品は中級と、比較展示には問題があった」としている。
白剛寧(ペク・ガンニョン)記者
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