2010年03月12日

そりゃあ ないでしょう

e6a9dfa9.jpg この国会の廊下を一日に何度行ったり来たりすることか。政策研究会に出席し、予算委員会に出て、幹事長室で陳情をを受け、予算委員会に戻り、お客さんが来てると言っては議員会館の部屋に戻り、という具合で一日があっというまに過ぎて行きます。
 最近の陳情で強く思うのは、高校無償化について朝鮮学校を対象外にすることは決してしてはならないということでした。つい先日も弁護士さんたち322人の賛同によって文部科学大臣に伝えてほしいという話を幹事長室で伺い、「間違いなく伝えます」と約束したばかりでした。
 しかし、今朝、新聞を開くと一面トップは「朝鮮学校無償化排除へ」という記事でした。暗い気分になりました。民主党ってなんて度量が狭いんだろうと思いました。拉致問題担当の中井大臣が、朝鮮学校は外すべきだと発言していたことは承知していましたが、まさかそういう方針になるとは思いもよりませんでした。
 朝鮮学校といっても北朝鮮からの資金で運営されている学校ではありません。各地にある朝鮮学校によって違いますが運営費の40%から60%は日本国内の寄付でまかなわれているということですし、在籍している生徒も北朝鮮籍の子どもは半分くらいであとは韓国だったり日本国籍だったりだそうです。北朝鮮とは外交関係がなく、教育内容について本国に問い合わせが出来ないというのが理由の一つだそうです。
そういえば、おとといだったと思いますが、衆議院議員の平岡秀夫さんのパーティーに出席した際、川端文部科学大臣も出席していて、その話をしたのですが、どうも他の外国人が通う学校と朝鮮学校をどうやって区別しようかということに心を砕いている感じがして「なんか怪しいなぁ」と思っていたのでした。
子どもに制裁を科して何になるんでしょうか。度量が狭くて情けないです。これで民主党の支持率はまた下がるでしょう。



azumakonno at 23:32│この記事をクリップ!エッセイ