釣り上げたタイを手に満面笑みの把瑠都=大阪府泉南郡の「海上釣り堀オーパ!!」
大相撲で大関昇進が確実となっている関脇把瑠都(25)=尾上=の31日の昇進伝達式での口上が、「栄誉ある地位を汚さぬよう努力いたします」に決まったことが30日、分かった。部屋関係者が明らかにした。
大阪府大東市の部屋宿舎で把瑠都とともに会見した尾上親方(元小結濱ノ嶋)は、口上について「自分らの世界の大先輩に相談し、最終的には自分が決めた」と説明。「本人が意味の分からないものを使っても仕方がない」ということで四字熟語は用いない簡単なものにした。29日夜には紙に書いたものを、漢字には振り仮名を打って把瑠都に手渡した。
把瑠都は「昨日の夜から何回も練習しています。シンプルで分かりやすい」と満面の笑み。ただ「『謹んでお受けいたします』の『つつ』の発音が難しい。『つ、つ、つつ』ってなっちゃう」と外国人力士らしい悩みをポロリ。「あしたは緊張があると思うので、間違えないようにしたい」と少し顔をこわばらせた。
この日は早朝にサンテレビ「ビッグフィッシング」の収録で大阪府泉南郡の「海上釣り堀オーパ!!」に赴き、エレナ夫人とともに趣味の釣りを楽しんだ。50センチの大物を含む3匹のマダイを釣り上げ、伝達式用の祝いのタイもそろった。準備万端だ。
(2010年3月30日)