フィギュア:キム・ヨナ、総決算インタビュー(上)
「思い切り食べたい。太っても騒がないで」
- キム・ヨナは「フィギュアの女王」である以前に、19歳の普通の女の子だった。「世界選手権がこんなにつらいとは思わなかった。韓国に戻ったら思い切りたくさん食べたい。太ってもいろいろ言わないでほしい」/トリノ=ソン・ジョンホン記者
19歳の「フィギュアの女王」にとって、最も大きなストレスは何だろうか。キム・ヨナ(高麗大)は試合のたびに、想像を絶するほどの勝負の緊張感を味わってきた。五輪以降、精神的に迷いが生じたのも、現役続行について悩んでいることも、すべてそのためだった。
29日(韓国時間)、イタリア・トリノのパラベラ競技場で行われたエキシビジョンを最後に、フィギュアスケート世界選手権の全日程を終えたキム・ヨナ。その表情には「これで本当に終わった」というすっきりした気持ちが表れていた。メークを落としてトレーニングウエアに着替えたキム・ヨナは、取材陣のインタビューに応じ、五輪以降に味わった精神的な苦痛と今後の進路についての悩みを率直に打ち明けた。
-銀メダルを取ったが、今大会は大変だったのでは。
「昨年10月にパリのグランプリ(GP)シリーズ第1戦を終えた時点で、世界選手権への出場を決めた。そのときは成績(合計210.03点で優勝)がよく自信にあふれていて、(五輪にも出るが)“世界選手権なんて大したことない”、そんな気持ちだった。愚かだったと思う(笑い)。五輪の後がこんなにつらいとは全く思わなかった。とてもつらくて、後悔してばかりだった」
-世界選手権に向けて練習しながらどんなことを考えていたのか。
「(五輪で)銀メダルだったら、また違っていたと思う。けれど、金メダルを取ったため、“(世界選手権も)絶対に出なきゃいけないのかな”という考えが頭をよぎって、とても迷った。また戦いの舞台に行くということ、また試合の緊張感を味わうことになるのがとても怖かった。だから、今大会は肉体的・精神的に全く準備ができていなかった。“やっとの思いで五輪チャンピオンの座に上り詰めたのに、今回うまく滑れなかったらどうしよう”とも考えた」
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