岡山放送局

2010年3月30日 18時58分更新

国庫補助で新たに不適正使用


国から受け取る補助金に不適正な使い方がなかったか、岡山県が調査した結果、平成16年度からの4年間で新たにおよそ700万円分の不適正な経理処理があったことがわかりました。

岡山県では、12の道府県が、会計検査院から国の補助金に不適正な経理処理があったと指摘されたのを受けて、去年5月から、平成16年度からの5年間について、県独自の調査を行ってきました。その結果、平成16年度からの4年間に、不適正な経理処理が707万円分あまりあったことがわかりました。
具体的には、ポリ袋や使い捨てカイロを発注したように装って、普及啓発活動用のお菓子を購入したケースや事業とは直接関係ないイベントに参加するための旅費にあてたケースなどがあったということです。
記者会見した石井知事は「県民の皆様に深くおわび申し上げます」と謝罪したうえで、不適正な経理処理を行った職場の所属長など13人を30日づけで「厳重注意」の処分にしました。
また岡山県では、今後関係する省庁に報告したうえで適切に対応したいとしています。
国から受け取る補助金をめぐっては、去年11月、岡山県は会計検査院から平成14年からの6年間で1億4000万円あまり不適正な経理処理があったと指摘を受けています。