2010年3月30日 18時58分更新
高梁市の健康増進施設、「朝霧温泉ゆらら」は、来月以降の指定管理者が決まらず、高梁市では、1日から最長で6か月間、施設を休館することを決めました。
休館が決まったのは、高梁市が平成12年に31億円をかけて高梁市松原町神原に建設した健康増進施設、「朝霧温泉ゆ・ら・ら」です。
温泉や温水プールなどを時間制限なく利用できることから人気を呼んで年間の利用者はおよそ10万人にのぼります。
高梁市では来月以降、施設の運営管理を行う指定管理者を決めるため去年12月に公募を行いましたが、条件を満たす提案がなかったことから管理者が決まりませんでした。
高梁市では休館を避けるため、これまで施設を管理してきた業者に、暫定的に運営してもらえないか交渉してきましたが、業者側は運営コストが高すぎ黒字化が見込めないとして運営にあたることを拒み、交渉はまとまりませんでした。
このため、高梁市は、施設を1日から次の管理者が決まるまで最長で6か月間、休館することを決めました。
施設を利用する70代の女性は、「休館となると寂しいです。早く再開してもらいたいです」と話していました。