2010年3月30日 18時58分更新
地震や土砂災害などの災害の際に、人命救助などで活躍する特別高度救助隊の発足の式典が、30日岡山市中区で行われました。
特別高度救助隊「ハイパーレスキューおかやま」は、岡山市が政令指定都市に移行したことを受けて発足したもので、中国地方では広島市に次いで2番目です。
30日は岡山市中区の「岡山市消防教育訓練センター」で発足の式典が行われ、特別高度救助隊の隊員24人が出席しました。
そして岡山市の高谷市長が「安全・安心な街づくりには専門的で高度な訓練を受けた救助隊が必要だ。市民の期待に応えられるよう全力をつくしてほしい」と隊員たちを激励しました。
30日は特別高度救助隊の訓練も行われ、地震で倒壊したがれきの下に人が埋まっているという想定で、「震災工作車」と呼ばれる車両を使い、重さおよそ1トンのコンクリートを持ち上げる様子などが披露されました。
特別高度救助隊の片岡英雄隊長は「訓練を重ねてきたので、いざという時には100パーセントの力を発揮したい」と話していました。