同曲のテーマは遠距離恋愛。PVでは、男性に告白できなかった女性が悩み、妄想する姿を描くことになった。そこで主演女優として名前があがったのが、いとうだ。
twillが、いとう扮するレオタード姿の妄想キャラクター「南ちゃん」をテレビで見た時、「遠距離恋愛を妄想する女性を表現できるのは彼女しかいない」と即決。熱烈オファーをかけ、PV出演が決まった。
ただ、PVではトレードマークのレオタード姿や高笑いなどコメディーの要素は一切なし。にもかかわらず、いとうは堕落した生活を送りながらも、一歩前に踏み出すOLを好演。2回あった涙を流すシーンでは、女優顔負けの演技で2回とも一発OKを決め、GReeeeNなどのPVを手がけた須永秀明監督(42)をうならせた。
30代最後にレオタードを“脱いだ”いとうは、「自分で言うのも何なのですが、本気で演技をしてみて思いました…。自分の才能が怖い」と自賛。それもそのはず、24歳の時に舞台芸術学院に入学し、ミュージカルを専攻。小劇場で喜劇を上演していた経験を持つ。
ジャケット写真にも起用されており、「『twill』という名前でCDをリリースしましたって言ったら、きっと信じてもらえるかも!?」と高笑いしている。同曲は、31日から着うた(R)で配信がスタートする。