俳優・三浦友和（５８）と元歌手の山口百恵さん（５１）の次男で俳優の三浦貴大（たかひろ＝２４）が、大正製薬「リポビタンＤ」のＣＭで芸能界デビューすることになり２９日、都内でお披露目会見を行った。大学時代にライフセービングで鍛えたマッチョ体形で共演のケイン・コスギとともに決めセリフ「ファイト！一発！」を披露し、両親と同じ芸能界へと足を踏み出した。今後は５月２９日公開の「ＲＡＩＬＷＡＹＳ‐レイルウェイズ‐」など３本の映画への出演が決まっている。
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友和＆百恵次男が、肉体派俳優デビューを飾った。公の場に出るのが初めてとなる貴大は、舞台に登場すると「緊張します」を連発。それでもケインの「ファイト〜！」のかけ声に「イッパァ〜ツ！」と野太い声で応えると、ようやく父に似た精悍（せいかん）な顔をほころばせた。
１９７７年から続く名ＣＭの１２人目キャラクターに抜てきされた貴大は、大学で４年間ライフセービング部で活躍しただけあって、胸板の分厚いマッチョ体形。さらに２カ月間のトレーニングで、ケインも「パーフェクト」と太鼓判を押す肉体美を作り上げた。
タイでの撮影では、高さ３０メートルのがけを渡る場面や、滝から落ちそうになるシーンに挑み“アクションスター”誕生を予感させる演技を披露。「高所恐怖症なんで大変だったが、足を引っ張らないようにガムシャラにやった」と振り返った。
昨春、順天堂大を卒業し、「身近にいて素敵な仕事だな」と思い、俳優の道を選んだ。百恵さんからは「『あ、そう、頑張ってね』と言われただけ」とはにかんだが、目標の俳優を問われると、「父は尊敬しているので目指すところにある」と言い切った。
すでに俳優人生のスタートは切った。５月公開の「ＲＡＩＬＷＡＹＳ」では準主役、さらに「ＦＬＯＷＥＲＳ」（６月１２日公開）、木村拓哉主演の「ＳＰＡＣＥ ＢＡＴＴＬＥＳＨＩＰ ヤマト」（１２月公開）と大作映画に出演。今後も映画を中心に活動していく。
兄の祐太朗（２５）はロックバンド「Ｐｅａｋｙ ＳＡＬＴ」で活躍中。歌姫とアイドル俳優がはぐくんだ２つの遺伝子は、音楽と俳優、それぞれの道を歩きだした。