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史郎氏へのライセンス再交付は見通し暗く

 日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長(48)は29日、27日のWBC世界フライ級王座統一戦後の亀田史郎氏(44)の暴言に関連し、亀田ジムの五十嵐紀行会長(35)に処分を科す可能性を示唆した。また、安河内事務局長は史郎氏の暴言を倫理委員会に報告するとし、同氏のセコンドライセンス再交付の見通しは暗くなった。

 亀田3兄弟の父・史郎氏は正規王者の亀田興毅(亀田)が、暫定王者ポンサクレック(タイ)に判定で敗れた統一戦後、採点内容に関して不満を爆発させていた。

 安河内事務局長によると、この日、倫理委員会の斉藤慎一専務理事に27日の事実報告を行ったという。4月12日に行われる東日本ボクシング協会の定例理事会を待って、倫理委員会を開催する予定で、同委員会で何らかの処分が下される見込みだ。

 安河内事務局長は「27日の出来事を倫理委員会とWBCに報告します。五十嵐会長はジムの代表として何らかの処分があるかもしれません。亀田史郎氏は現在ライセンスを持っていませんので、処分という形になるかは分かりません。ただ、ライセンス再交付の問題に関してはプラス材料ではない」と話した。

(2010年3月29日)
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