中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【格闘技】

史郎氏暴言で亀田ジムがピンチ

2010年3月30日 紙面から

 日本ボクシングコミッション(JBC)と東日本ボクシング協会(EABA)は29日、WBC世界フライ級王座を陥落した亀田興毅(23)=亀田=の父・史郎氏の試合後の暴言について、厳しい処分を科す可能性を示唆した。史郎氏の暴言は亀田ジム存続の危機にまで発展しそうだ。

 史郎氏は「安河内の首を取ったる!」などと、世界戦を統括するJBC事務局長に対して暴言。EABAの北沢鈴春事務局長は「史郎氏が反省していることを踏まえ、理事会の全会一致でライセンス処分解除の申請をしたばかり。裏切られたという感じ」と不快感をあらわにした。4月12日に開かれる理事会では、亀田ジムの五十嵐会長も呼んで説明を求めることになる。理事の中には除名を示唆する人もおり、JBCへの申請書を取り下げたうえ、新たな処分をする可能性もある。処分となれば、ライセンスの無期限停止処分中の史郎氏ではなく、亀田ジムが矢面に立たされることにもなりそうだ。

 JBCの安河内事務局長は「前回の処分も重い。それを2年ちょっとで解除に疑問を唱える意見もある。今回の件も当然影響するでしょう」と話し、要請があれば、12日のEABA理事会に出席する意向。亀田ジムはピンチに立たされそうだ。 (山崎照朝)

 

この記事を印刷する

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ