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【海外メディア最新事情】韓国語の純化で 日本語は放送禁止用語
(GALAC 2010年4月号掲載) 2010年3月14日(日)配信
戦後、韓国は独立し、それまで禁じられていた韓国語を話せるようになったが、それまで高等教育を受けた人たちは、日本の漢字語をそのまま使っていた。その人たちが作った法律用語はまったく日本の法律用語と同じであった。さらには、新しい西洋の文化を取り入れる際も日本語に翻訳された書籍を韓国語に訳したので、さらに日本語の影響は強くなった。
そうした中、韓国語の研究者たちは言葉の浄化作業を地道に進めてきた。こうした努力の結果、植民地時代に日本語にとって代えられていた純粋な韓国語をほとんど取り戻すことができた。しかし、言葉というものは一斉に抹消されたりすることはない。公共の場では日本語の使用は少なくなったものの、日常生活になじんでしまった日本語はいまだに日本語だと知らずに使われている。
韓国政府は一九九一年から国立国語院という機関を立ち上げた。語文政策に必要な資料を科学的・体系的に調査・研究し、語文政策の基盤をつくり、国語生活に必要な語文の規定を改定したり、標準語を査定し、国語辞典を編纂するなど、韓国語全般に関して司る機関である。
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