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【いきいき】悪女学研究所所長 藤田尚弓さん (1/3ページ)
■働く女性に社会の処世術
「悪女ですが、何か?」
そんな挑戦的な言葉を口にしながら、語り口は穏やかだ。
「悪女学研究所というと悪女を育てる学校のように思われますが、実際は『歴史上の悪女』の研究会です。歴史には女性が働くための教訓や処世術がいっぱい詰まっているんですよ」
“研究員”は、現代の悪女たち。悪女とはずいぶんセンセーショナルな響きだが、「働く美女」であることがメンバーの条件だ。
1カ月おきに勉強会を開き、著名人を招いて講演してもらう。後半ではお酒を飲みながら、キャリアウーマンならではの悩みや恋愛話に興じる。気がつけば、“同志”は約400人に増えていた。
「男性社会で女性が働くには、女を捨てて男と同じ土俵に乗らないといけないのか。私は違うと思う。女性の得意なところを生かしながら、しなやかに成果を出す技が必要なんです」
◇
茨城県の警察署を結婚退職するも、離婚。銀座のクラブホステスに転身し、再婚、出産、再び離婚、と紆余(うよ)曲折を重ねてきた。
男性ばかりの警備会社に就職したときのことだ。女性初の管理職に抜擢(ばってき)されたが、男性に取り囲まれて抗議を受けるなど、いじめとも取れる理不尽な壁にぶつかった。