広島拘置所は29日、受刑者8人に対し、顔をたたくなどの暴行をしたとして、同所医務課所属の男性副看守長(49)を、戒告処分にしたと発表した。
発表によると、副看守長は09年11月~10年1月、同所医務課処置室などで、受刑者8人の頭や額を1回ずつたたいた。目撃した職員からの報告で発覚。副看守長は「規律違反などをした受刑者への叱咤(しった)激励のつもりだった」と説明している。
東小薗(ひがしこぞの)誠所長は「深くおわび申し上げます。今後、職員への指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。【寺岡俊】
毎日新聞 2010年3月30日 地方版