夏過ぎぐらいに、ブランメル仙台から話が来ているけど…と先生に言われたんですね。僕はもともとプロでやりたいという意識が強かったから、ブランメルもJFL(現在のJ2)に上がって力を入れていこうという時だったし、自分の夢でもあったから、それは迷いなく決めました。(JFLということに抵抗はなかった?)当時は、自分では自信があると言っていたけど、自信過剰じゃないというか、客観的に自分の立場というのがわかっていたので。自分自身をずっとどこかで冷静に見ている自分がいるんですよね。今もJ1でやっているけど、自分はそんなに大それた選手でもないというのをずっと感じてやってきたから、こんなに長く出来ているんだと思っています。同年代で、自分よりもっと上手くて、すごい選手も見てきたし、一緒にやってきましたけど、そういう選手と客観的に比べて、自分は劣っているというか、そこまでの選手じゃないというのを思いながらずっとやってきたから、長くサッカーを続けて来れたのかなと思っています。
― プロになれた一番のポイントは? 高校進学の時にした決断でしょうか。自分の今までの人生は運がいいと思うんですけど、迷ってやらないというよりは、自分がやりたいと思ったり、やろうと決断をした時に、それを信じて、すぐに決めて動いてきたのが、良かったのかなと思うんです。自分のやってきたことに自信があって、その場その場で自分自身がしっかりしていれば、どんな世界に飛び込んでいこうと大丈夫だと思うんです。