ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 愛媛 > 記事です。

愛媛

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

地域医療体制:充実へ、県が愛媛大と協定締結 四国中央市と八幡浜市支援 /愛媛

 医師不足に悩む八幡浜市と四国中央市の地域医療体制の充実を図るため、県は29日、愛媛大との協定を結んだ。

 県の寄付金を使って、両地域の拠点病院などに同大医学部付属病院のサテライトセンターを置いたり、研修医が地域医療のノウハウを身に付ける講座を開設する。

 開設するのは四国中央市の医療を支援する「地域医療再生学講座」と、八幡浜市に対する「地域救急医療学講座」。同病院や県内の病院の医師計8人が教員を担当する。

 講座の開設に伴い、同病院内に、「地域医療再生センター」と「地域救急医療センター」を設置。四国中央市役所内と、八幡浜市の市立八幡浜総合病院内にサテライトセンターを置き、医師を派遣して診察や医療相談などを通じて救急や外来などを支援させる。

 サテライトセンターは4月1日開設。講座は11年4月に開設予定で、来年度中に研修医が、地域医療のノウハウや救急について学ぶカリキュラムを作る。

 県から同大に支出する寄付金は、13年度までで、総額4億1040万円。同大は「事業としては10年間は継続しなくては意味がないと思う。継続できる方策を検討したい」としている。

 この日、県庁で協定の締結があり、加戸守行知事は「地域医療の立ち直りの、大きな原動力になる」とあいさつ。柳澤康信・愛媛大学長は「人材育成、人材確保の面から支援していきたい」などと述べた。【津島史人】

毎日新聞 2010年3月30日 地方版

PR情報

愛媛 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド