To Be Dramatic★ − 明日への飛翔

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フィギュアスケート全般

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ある引退するジャッジとのインタビュー その2

TW: あなた自身の定義によると、そして、男子の試合のジャッジパネルにいたので、誰が、この5つのそれぞれで一番強いと思いますか?

PI: スケーティングスキルは高橋、トランジションと振り付けはチャン、パフォーマンスはライサチェック、インタープリテーションはアボットだ

TW: ライサチェックとプルシェンコに絞ると、個人的にはそれぞれのスケーターの長所と弱点は何だと思いますか?

PI: プルシェンコは自分に強い自信を持っていて、自分がやっていることを信じている。弱点はまだ6.0システムを引きずっていて一つ一つのエレメンツを重要なものだと計算できていないところだ。しかし、今はそういうやり方なんだ。

ライサチェックはファイターで練習熱心だ。こう考えていた時もあった。「ああ、この子は大成しないだろう、決して本物にはなれないだろう」 彼が自分のできる限りの最善を尽くして打ち込んだからこそ成し遂げることができたのだ。彼の欠点?ちょっと考えさせてくれ。トリプルアクセルの踏切でのごまかしかな。ときどき、踏切でスリップして(あるいはプレローテーションがあって)いわば半分以上回ってしまうのでトリプルサルコウのようになってしまうことだ。でも、これが彼について見つけられるただ一つの足りないところだ。それにいつもそうだと言うわけではない。

TW: プルシェンコが競技の両方の演技で4回転(トーループ)に成功したのにきちんと点数で評価されていないという不満がプルシェンコ自身も含めてたくさん出ている。あなたは最後の発言で彼が「全体像」を見ていないと感じていると言ったが、これについてはどう思うか、そして、このシステムについて全般的にはどのように考えているのか?

PI: 彼は4回転を試みて着地したことで十分に点数をもらっている。しかし、そのあとで他のジャンプの着地が悪くて点数を失ったのだ。もし彼の意見が4回転ジャンプだけなら、1位と2位の位置は違っていただろう。それなら、スウェーデンも不満を言い始めていい時だと思うね。なぜなら、彼らのスケーター、エイドリアンシュルタイスはあの夜一番いい4回転トーループを跳んだが、トップ5に入ることもできなかった(シュルタイスはフリースケートでは13位だった)
言いかえれば、ほとんどの言語でフィギュアスケートには「アート」という言葉がある。これは氷の上でジャンプをする以上の何かがあると言うことを意味している。
カタリナビットがカルメンで勝った時のことを覚えているか?彼女は二種類のトリプルを見せただけだ、トーループとサルコウだ。他の物はもっと多くの難しいジャンプを跳んでいた。しかし、カタリナは氷上の芸術だ。

TW: それじゃあ、あなたは6.0システムよりこのシステムのほうが好きなんですね?説明してください。

PI: そうだな、どちらにもいい面悪い面があるから、どちらとも言えないね。
いい点はスケーターがついにフットワークに力を入れなくてはいけなくなったことだ。クリーンなエッジに戻った。また、私が話したように、難しいジャンプだけではなくて、すべてのエレメンツに評価を受けられる。良くないところは、どのエレメンツも似たように見えることで、特にスピンやステップだ。また、創造性のために使う時間はそうはない。このシステムで私が一番いやなところは、「それほどよくない」ジャッジを救済するために作られたところだ。あるべきやり方(すべてのコンポーネンツを別途に)で点をつけている本当にいいジャッジは、平均的な点数の範囲を超えるリスクがあるし、審査を受ける羽目になるリスクもあるのだ。基本的に、知識の足りないジャッジはすべてに間違った点をつけることがありうるし、完璧に思いこみで平均的な点をつける事態に陥ってしまうこともある。だが、コンポーネンツの間に大きな差をつけようとする者はそうすることで糾弾されてしまう。例えば、世界選手権で最初の3つのグループには5.5から7.0のコンポーネンツスコアを与えれば安全な場所にいられる。最終滑走グループが氷上に現れたら、7.0から8.5を与えれば、それもまた、安全だ!
それは、ある意味、スポーツそれ自身からスポーツという言葉を奪うことでもある!ブライアンの戦いを覚えているか?そう、ボイタノはプログラムの終わりの方に2つ目のトリプルアクセルを加えて、そのため、彼はその日の金メダルに届いた。もし今のスケーターが何か特別に加えても、特別にポイントを得ることはできない。やることを許されているジャンプやスピンの最大数が決められているため何の価値もないエレメンツになってしまうからだ。

TW: エフゲニープルシェンコの話に戻りましょう。プルシェンコが実際に自分と競争相手(ブライアンジュベール)がどちらもジャンプに集中しすぎているため、「全くつなぎがない」とコメントして大きな論争がまきおこりました。あなたは試合後にこの記者会見が行われた時の全欧選手権に参加していましたか?

PI: いや、私は全欧にはいなかったから。話は聞いた。

TW: 彼のコメントについてどう思いましたか?

PI: そんなことをするのは馬鹿げているが、プルシェンコはブロンドだろう?いや、冗談だ。彼が説明しようとしていることは分かるが、よくないことだ。そうすることで彼は同様にブライアンジュベールも貶めているから。そんなことをしてはいけない。ジュベールの大ファンというわけではないが、仲間の選手を、いわば悪い評判に引き込もうとするのは、アスリートとして最低のことだ。


TW: ジョセフインマンがフランスのメディアに公表したイーメールのオリジナルを受け取りましたか?もし受け取っていたら、バンクーバーで男子の試合がジャッジされるやり方に影響を与えたと思いますか?あなたのジャッジに個人的な影響はありましたか?

PI: 受け取った。でも僕を知っている人は僕がそういうことに影響されないことは知っている。このインマンのメールはその種のものでは送られてきた2番目のものだ。初めにも言ったように、僕は本当のジャッジで、自分の心を決めるのに誰のイーメールもコメントもいらない!僕は完全に自分でできる。誰であろうと自分の見たままをジャッジをする。


TW: ショートプログラムでジャッジパネルにいましたね。プルシェンコやライサチェックはその時にはどのようなスケートをしたと思いましたか?それから、高橋大輔をどのように採点しましたか?トップ3はその試合のその部門では1ポイント以内にいました。誰かが上げられたり下げられたりして、あなたがジャッジをしたのとだいぶ違っていたものはいましたか?

PI: ショートプログラムの終了直後に、上位3人が1ポイントも離れていないことに気付いた。パネルは素晴らしいごとをしたよ。その部門では、この3人は、理由は違うが同じくらい素晴らしかった。僕の意見では、高橋がショートプログラムでは勝っていたと思うが、僕たちジャッジはテクニカルパネルがレベルやダウングレードについてどう決めたかを知らないからどんなことでも起こりうるんだ。我々はまた、それ以前の自分の点数もわからないから、うっかりして別のスケーターにより高い点を与えてしまうこともあり得るんだ。いいジャッジならそれを避けるための独自のやり方を持っているけどね。


TW: 最後の部分をもう少し詳しく説明してください。

PI: もし僕がスケーターAに、例えば7.5点を与えてしまったとして、その10人後にスケーターBが来た時、僕の意見では彼のほうがいいと思っているのに、7.0を与えてしまう。そのためうっかりと間違ったスケーターをコンポーネンツで「一番」にしてしまうと言うようなことだ。
しかし、いいジャッジなら、最初のスケーターにコンポーネンツのすべてを足して、平均7.0を与えたとする。その後そのことを覚えておいて、次のスケーターが来たら同様にする。もしコンポーネンツのすべてにおいてよりよかったら、その平均は間違いなく7.0より高くなるはずだ。


TW: しかし、このシステムはスケートを、10点満点制ではなく点数をつけることができるように作られているので、スケーターを互いに対戦させるものではない。そういうことが起きてしまう理由は、一度にあまりにも多くのことが進行するからだと思うか?

PI: どちらともいえる。僕らの競技は“スポーツ”から外れている。スポーツは、誰かは2人目よりもいい、3人目よりもいいと決めるものだ。比較することでしか結果は出ない。もしスピードスケートなら、時計があるが、もちろん技術や芸術性への点はない―ただ早ければいいのだ。試合では10点制だけで点をつけるのは不可能だ。

TW: あなたや、多くのジャッジは練習を見ますね。スケーターのランスルーを含む練習を見るのは、試合のコンポーネンツの点をつけるときに彼らの能力を判断するものを見つけるためですか?

PI: 僕は、個人的には、自分がこれからしなくてはいけない仕事に集中できるような、正しい心理状態に持って行くために一度練習に行く。スケーターがやっていることの細かい部分までは見たことがない。彼らは、どの道試合のストレスのもとでは違うことをするものだ。しかし、ジャッジにはすべての練習を見に行く者もいる。僕に何故彼らがそうするのかを聞かないでくれ。僕は詳細は見ないから、公式練習の間にコンポーネンツスコアについて感触を得ることはできない。
実際は、エレメンツや、失敗や、ルールやファイブコンポーネンツも、あまりにもたくさんのことに集中しなくてはいけないから、時には難しい時もある。難しいこともあるが、いいジャッジなら自分を鍛えて小さなこともすべて拾い上げられるように自分を鍛え、それでプログラムの間は重要なことに集中することができるようになるんだ。

TW: コンポーネンツは正しくジャッジされていると思うか、あるいは「順位点」といったタイプのものとして使われていると思うか?さっき、その日の終わりには、基本的にスケーターを比較するようなやり方に使われると言った。

PI:コンポーネンツは正しくジャッジされていないと思うが、それは順位点として使われるからではなく、ジャッジの中には芸術的な素養がないばかりでなく、ばかばかしい平均的な点数の範囲をはみ出すことがない者がいるからだ。


TW:  つまり、あなたは、ジャッジの中には(規定範囲)を外れないようにし、試合の終わりに評定を受けることがないようにするため、そして、今後のアサインがなくならないようにするためにほぼ同じようなレベルにファイブコンポーネンツをつけていると感じているわけですね。

PI: その通り!!!

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