フィギュア:「ついに真央がヨナに勝った」=日本メディア

外信はヨナ不振の原因とプロ転向の可能性に関心

 日本の各メディアや主な外信各社は28日、フィギュアスケート世界選手権(イタリア・トリノ)で浅田真央が優勝したことを一斉に報じた。

 特に、日本のメディアは「浅田の雪辱」に重点を置いて取り上げた。読売新聞は「宿命の『真央・ヨナ』対決を分けたのは、パーフェクトを求める心だった」と報じ、スポーツ報知も「ライバルから金メダルを奪い返した」と報道、浅田が2008年のグランプリ(GP)ファイナル(京畿道高陽市)でキム・ヨナを下し優勝してから1年3カ月ぶりに「女王」キム・ヨナを再び退けたことを強調した。

 浅田がは今シーズン、スランプに苦しんだが、全日本選手権と四大陸選手権(全州)で1位になり、復活ののろしを上げた。

 ところが、バンクーバー冬季五輪ではキム・ヨナに23点も差を付けられ、銀メダルにとどまり、キム・ヨナという高い壁を実感させられた。その浅田が世界選手権でキム・ヨナに雪辱を果たしたことで、日本中が興奮しているのだ。

 日刊スポーツは「浅田がバンクーバー五輪の雪辱を果たして、2年ぶり2度目の世界女王の座に就いた」と書き、時事通信は「(浅田の優勝で)日本勢は今大会、日本男子初優勝を遂げた高橋大輔とともに史上初の男女アベック優勝を達成した」とした。

 キム・ヨナの度重なるミスにも触れている。朝日新聞は「キム・ヨナは本人が言った通り、すべての目標を成し遂げ精神力が落ちたようだ」と報じた。スポーツニッポンは「調子が良くなかったキム・ヨナだが2位でシーズンを終え胸をなでおろした」と書いている。

 外信各社は、キム・ヨナ不振の理由に関心を示した。AP通信は「五輪後、たまった疲れが表に出た。五輪直後に行われる世界選手権は、トップ選手たちにとってもきつい」としている。

 また、ロイター通信は「ソチ冬季五輪まで4年もあるため、キム・ヨナは韓国に帰った後、プロに転向するかどうかで悩むだろう」と報じている。

丁世暎(チョン・セヨン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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