フィギュア:キム・ヨナ「練習不足だった」
ヨナ「1週間しか満足に練習できなかった」
真央「ヨナ選手を超えるために一生懸命やった」
2009-10シーズンのフィナーレの主人公は、日本の浅田真央だった。浅田は合計197.58点をマーク、08年の世界選手権に続き、2度目の優勝を果たした。
■精神的・肉体的に準備不足
世界最強の座は、血のにじむような訓練と並外れた精神力がなければ、上ることも守ることもできないということを認識させてくれる舞台だった。
キム・ヨナは「(バンクーバー冬季五輪以降)満足に練習したのは1週間だけだった」と、世界選手権に向けての準備不足を認めた。19歳の選手が五輪の金メダルという夢を達成し、再び練習に集中するというのは容易なことではなかった。一方、五輪で銀メダルに甘んじた浅田には、「キム・ヨナ選手を超えたい」という確実な目標があった。五輪終了後は日本でのイベント出演を控え、練習に集中してきた。浅田は「トリプルアクセルを完ぺきに跳ぶために、本当に一生懸命練習した。今回の結果で五輪の悔しさを晴らせたし、新たなシーズンに向けていいスタートが切れたと思う」と語った。
■予想外のミスに動揺
キム・ヨナは、SPで「どうしてああなったのか分からない。自分でもあきれている」と語ったように、予想外のミスを連発した。最も重要な冒頭の「トリプルルッツ-トリプルトーループ」のコンビネーションジャンプはいつも通りの実力を見せたが、レイバックスピンでは回転がうまくできず0点となり、スパイラルシークエンスでは、後ろに高く上げた足をつかみ損ねた。キム・ヨナは「レイバックスピンでは力が入りすぎているのを感じ、ちょっと動揺したんだと思う」と語った。
フリーの演技ではトリプルサルコーで転倒、ダブルアクセル(2回点半)では半回転しかできず点数を得られなかった。「練習不足による体力の低下」ではないかとの指摘に、キム・ヨナは「体力面では全く問題なかった。ジャンプのタイミングが合わなかったため」と説明した。
■卓越した技量は確認
キム・ヨナはフリーで2度の大きなミスをしながらも、トップとなる得点をマークした。最初の演技要素である「トリプルルッツ-トリプルトーループ」のコンビネーション(基礎点10.0)には2.2点もの加点が付いた。バンクーバー五輪の加点(2.2)と同じだった。
一方の浅田真央は、SPとフリーで1度ずつ、トリプルアクセル(3回転半)が回転不足と判定された。ジャンプの質で見れば、キム・ヨナが依然として世界最高レベルであることを証明した。キム・ヨナが満足に練習できなかったという状況でも、「これまでに手に入れたものは失っていない」と自信を持って語ったのも、このためだ。
トリノ=陳仲彦(チン・ジュンオン)記者
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