2010年 3月 29日 |
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新内海ダム建設で反対派がデモ行進
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香川県小豆島町の新しい内海ダムを巡る問題で、香川県の計画通り国の補助金の交付が決まったことを受け、反対派のメンバーがデモ行進し、建設中止を訴えました。デモ行進には、ダムの建設に反対する約40人が参加し、本体工事が始まった新しい内海ダムについて小豆島の景観を損ねる上、税金の無駄遣いだなどとして、建設中止を訴えました。この後、メンバーは県庁を訪れ、改めて話し合いの場を設けるよう求めました。当初、国交省の前原大臣は県に建設見直しを求めていましたが県が補助金交付に期待を寄せているとして先週、15億5000万円余りの補助金の交付を決めました。一方、真鍋知事は29日の定例会見で計画通り、補助金が交付されることについて「地域の利水の問題解決を図って、住民の安全安心を守ることが可能になる、よかった」と話しました。
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原爆症訴訟で判決 女性を認定
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原爆症認定の申請を断られた高松市の女性が処分の取り消しを求めた裁判です。高松地裁は29日、この女性を原爆症と認める判決を言い渡しました。訴えているのは原爆が投下されたあと長崎市を訪れ肝臓ガンを発症した高松市に住む74歳の女性で、国に原爆症認定却下の処分取り消しと300万円の損害賠償を求めています。29日の判決で高松地裁の吉田肇裁判長は「原告は原爆投下時から約100時間以内に爆心2キロ以内にいて残留放射線を浴びた」として原爆症と認めました。一方、損害賠償の請求については棄却しました。
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内部破損の千足古墳でレーダー探査始まる
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5世紀ごろに作られた岡山市の千足古墳で石室内の装飾に破損が見つかった問題で29日からレーダー探査機を使った調査が始まりました。市や奈良文化財研究所の職員らが地下約4メートルまで計測できるレーダー探査機で、千足古墳の地中の様子を調査しました。千足古墳は岡山県で最も古い装飾古墳ですが去年10月、石室に溜まっていた水を22年ぶりに抜いたところ内部に施された装飾文様の一部がはがれ落ちていました。レーダー探査機の調査で石室の位置関係が分かり水がどこから流れ込んだか分かるということです。市では調査結果をもとに古墳の保存策などを検討していきたいとしています。
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笠岡航路の旅客船会社3社が統合
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笠岡港と笠岡諸島を結ぶ航路を運航する3つの会社が来年1月をめどに合併することになりました。合併は、赤字経営が続く豊浦汽船と六島航路の2社が三洋汽船1社に統合される形で行われます。29日、航路のあり方を議論してきた協議会が笠岡市の高木直矢市長に航路の改善計画を提出しました。3社は笠岡港と笠岡諸島の7つの島を結ぶ旅客船を運航していますが10年後には利用者が半減する恐れがあるとしています。計画では航路を維持するため3社が合併し航路再編を行うこと、笠岡市に公的資金の投入を求めることなどが盛り込まれています。合併の時期は来年1月1日を目標にしています。
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