- 国際ニュース検索
猛毒ガエル数万匹を捕獲、「凍死させて肥料に」 オーストラリア
- 2010年03月29日 17:49 発信地:シドニー/オーストラリア
オーストラリア、シドニー（Sydney）のタロンガ動物園（Taronga Zoo）で飼育される有毒性のオオヒキガエル（2005年4月26日撮影）。(c)AFP/Rob ELLIOTT
【3月29日 AFP】オーストラリアで過剰繁殖している猛毒性のカエル、オオヒキガエルの一斉駆除が28日、クイーンズランド（Queensland）州で行われた。捕獲されたカエル1万匹は凍らせて殺した後、農業用肥料にするという。
同州でのオオヒキガエルの一斉駆除は今年で2年目。計画した団体「トッド・デー・アウト（Toad Day Out）」のリサ・アーレンズ（Lisa Ahrens）さんによると、捕獲されたカエルは約1万匹、重さにして1トン相当に上りそうだ。
オオヒキガエルは頭の後部に毒腺をもち、その効果はヘビやクロコダイルを死に至らせるほどの猛毒で、ペットが殺される事例も多く、オーストラリアでは有害な生物として扱われている。
今回の駆除作戦では前夜、人目につくところへ出てきたオオヒキガエルと思われるカエルを集めてビニール袋に入れ、冷蔵庫に一晩置くよう住民に呼び掛けた。そして低温で仮眠したカエルを翌日、作戦の呼び掛けグループがオオヒキガエルかどうか識別した。こうしてオオヒキガエルだけを集め、今度は冷凍庫で「人道的に」殺した。死がいの大部分は、これまでオオヒキガエルに悩まされてきたサトウキビ農家のための肥料の原料とされる。
オーストラリアでオオヒキガエルは外来種で、コガネムシの過剰繁殖を防ぐため、1930年代に意図的に輸入されその後、何百万匹にも増えた。何でも食べて繁殖力も生命力も強く、これまでに車でひき殺したり、クリケットのバットで打ち殺すなど、さまざまな駆除方法が試されてきたが、ことごとく失敗してきた。(c)AFP
【関連記事】猛毒ガエルの駆除作戦、決定打はキャットフード オーストラリア
AFPBB News トップへ
利用方法についてこのニュースをブログなどに利用する
- ブログに転載
-
- 質問する
-
- 猛毒ガエル数万匹を捕獲、「凍死させて肥料に」 オーストラリア[思考は現実化する]
- 猛毒ガエル数万匹を捕獲[ニュースの杜]
- 生物農薬の失敗 猛毒ガエル殺処分して肥料に オーストラリア[トッペイ百科全書]
- ［豪州］カンガルーやカエルは殺しまくってもいいそうです[BBRの雑記帳]
- 猛毒ガエル１トンを凍死させ肥料に[Aoneko #39;s Diary]
- カエル数万匹「凍死させて肥料に」[An Inconvenient Truth☆彡]
- 絶滅主義者・オーストラリア[生まれたときから稲荷寿司（おいなりさん）ついてきた。]
- おのれ、オーストラリア人め！[物質の下僕]
- マッド・フロッグス[Corner of the World]
- カエル１トン[血迷いGo!勒]
このニュースをソーシャルブックマークに登録する
この記事の前後のニュース
- 猛毒ガエル数万匹を捕獲、「凍死させて肥料に」 オーストラリア03月29日 17:49
- アースアワー、世界各都市の象徴が1時間消灯03月28日 20:12
- ピラミッドや紫禁城も消灯、「アースアワー」世界125か国で03月27日 21:00
新着ユーザースライドショー
ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。
トピックス
特集
スペシャル PR
エリアでトピックスを調べる
アクセストップ10
ブロガー人気記事トップ10
大画面写真アクセストップ5
拡大して見られた人気写真ランキング。会員登録で拡大写真が見られます。登録は無料で簡単。