亀田父の暴言問題　ＪＢＣ倫理委に報告へ

　前ＷＢＣ世界フライ級王者・亀田興毅（２３＝亀田）が王座から陥落した試合後、父・史郎氏（４４）がセコンドライセンス無期限停止中の立場にありながら判定を不服として暴言を吐いた問題で、日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）の安河内剛事務局長は２９日、史郎氏の処分解除の可否を決めるＪＢＣ倫理委員会とＷＢＣに報告書を提出する意向を示した。

　東日本ボクシング協会も４月１２日の理事会で亀田ジムの五十嵐会長から事情を聴くが、安河内事務局長も出席予定。「復帰に向けて慎重な行動が求められている状況で、今回の行動は判断材料となるだけでなく、さらに大きな問題となる可能性がある」と、あらためてライセンスはく奪の可能性を示唆した。この日、ＪＢＣにはファンから数十件の電話が寄せられたが、安河内事務局長は「興毅が頑張っていただけに史郎氏の行為は残念、という声がほとんどだった」と明かした。

[ 2010年03月30日 ]