サブカテゴリー

PR:

約半世紀ぶりに更新 スカイツリー高さ日本一へ

建設が進む「東京スカイツリー」を見上げる親子
建設が進む「東京スカイツリー」を見上げる親子
Photo By 共同

 東京の下町、墨田区に建設中の新タワー「東京スカイツリー」が29日、高さ338メートルまで伸び、東京タワー(港区、333メートル)を抜いて国内で最も高い建造物となった。

 1958年完成の東京タワーが保持してきた記録は、52年ぶりに塗り替えられた。

 事業主体の「東武タワースカイツリー」によると、午前10時すぎにスカイツリーの頂上部に地上からつり上げたエレベーターシャフトを据え、前日まで328メートルだった高さが338メートルに達した。

 東京スカイツリーは、地上デジタル放送の電波塔として2008年夏に工事が始まり、11年暮れに完成すると自立式電波塔としては世界一高い634メートルに。12年春開業予定。眺める場所や角度によって多彩な表情を見せるデザインで、周辺には連日多くの見物人が訪れ、早くも名所となっている。

 スカイツリーの“ふもと”には、100人以上がカメラや携帯電話を持ち、記録更新の瞬間を待ち構えた。シャフトが頂上まで届くと拍手が起き、早速「338メートル」に付け替えられた表示板をしきりに撮影していた。

 福岡市から家族と観光に来た女性(48)は「きのうは東京タワーに行って来た。建設途中は今しか見られないので、いい記念です」と、うれしそうに話した。

 ▼東京スカイツリー 東京都墨田区の押上・業平橋地区に建設中。展望台は450メートルと350メートルの2カ所。日本の伝統建築の「そり」などを意識し、頂に向けて三角形から円形に変化する構造を採用した。事業主体は、東武鉄道が出資した「東武タワースカイツリー株式会社」。周辺には商業施設も整備、ライトアップに趣向を凝らして、新たな観光名所を目指す。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年03月29日 08:25 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

クイックアクセス
スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲