BOXチャートに慣れるまでは、できるだけ初期設定のままお使いください。
ある程度動きに慣れてきたら、BOXチャートのパラメーターを色々と変更してみて、カスタマイズをお楽しみください。
ここでは、BOXチャートのパラメーターを変更する方法をご説明いたします。
5-1.BOXチャートプロパティの開き方
まず、BOXチャートのプロパティを開きます。プロパティの開き方は2通りあります。
5-1-1.チャート上のBOXチャート矢印または、×印にカーソルを合わせて、右クリックする方法
まず、プロパティを開きたいBOXチャートの、チャート上の青矢印、赤矢印、緑の×印などにマウスのカーソルを乗せます。そして、右クリックをします。
すると、以下の画面が表示されます。
この中から、「BOX CHARTS プロパティー」を選択して、クリックします。
すると、BOXチャートのプロパティが開きます。
5-1-2.チャート上の余白スペースで右クリックをして、表れる項目の中から、「表示中の罫線分析ツール」を選択する方法
チャート上の余白スペースで右クリックをします。すると、以下の項目が表れますので、ここで、「表示中の罫線分析ツール」を選択して、クリックします。
以下のウィンドウが開きます。
ここで、BOXチャートをダブルクリックします。
すると、BOXチャートのプロパティが開きます。
5-2.BOXチャートのパラメーターの説明
BOXチャートのプロパティが開いたら、パラメーターの入力というタブをクリックし、以下の画面を表示させます。ここの右側の「Value」列の数字を行って、BOXチャートのパラメーターを変更します。
上下の幅が短いため、少し見づらいですが、全体をスクロールすると、以下のような感じになります。
(下の画像は、つなげて表示しています。実際は、上下の幅が短いのでスクロールが必要です。)
初期設定では、上記のような数値になっています。これらの数値は、自由に変更できます。
それぞれの項目について説明いたします。
①starttime →BOXチャートのスタート時間
BOXチャートプログラムのスタート時間を指定します。
24時間表示で入力します。
FXDDでご利用になる場合は、FXDDのサーバーが海外にあるため、日本時間で入力するとずれてしまいます。
必ず、時差を考慮して入力する必要があります。
夏時間の場合、午後3時からスタートさせる場合は、「9」と入力します。
夏時間の場合、午後9時からスタートさせる場合は、「15」と入力します。
※上記は夏時間での設定です。毎年11月1日から冬時間に変更になりますので、
それに合わせて再度設定していただく必要があります。
冬時間の場合は、午後3時からスタートさせる場合は、「8」と入力します。
午後9時からスタートさせる場合は、「14」と入力します。
初期設定では「1」になっています。
②endtime →BOXチャートの終了時間
BOXチャートプログラムの終了時間を指定します。
同様に24時間表示で入力してください。
FXDDの場合は、海外にサーバーがあるため、日本時間で入力するとずれてしまいます。
必ず、時差を考慮して入力する必要があります。
夏時間の場合、午前3時に終了させる場合は、「21」と入力します。
夏時間の場合、午前1時に終了させる場合は、「19」と入力します。
※上記は夏時間での設定です。毎年11月1日から冬時間に変更になりますので、それに合わせて再度設定していただく必要があります。
冬時間の場合は、午前3時に終了させる場合は、「20」と入力します。
午前1時に終了させる場合は、「18」と入力します。
※BOXチャートを24時間稼働させるには、start timeに「1」、end timeに「1」と入力します。
すると、24時間、シグナルを出します。
初期設定では、starttime「1」、endtime「1」となっており、24時間表示されるように設定してあります。
東京時間(7時~15時頃まで)は、ボラティリティが低く、レンジ相場を形成しやすいため、BOXチャートがダマシに会いやすい時間帯ですので注意が必要です。
③result_color_first →ファストエグジッド損益pipsの色
チャート上に表示するファストエグジッドの損益pipsの色を変更できます。
初期設定では、オレンジ(Orange)になっています。
④result_color_slow →スローエグジッド損益pipsの色
チャート上に表示するスローエグジッドの損益pipsの色を変更できます。
初期設定では、ピンク(Pink)になっています。
⑤result_color_double →ファストとスローが両方出た場合のエグジッド損益pipsの色
チャート上に表示するエグジッドの損益pipsの色を変更できます。
初期設定では、パープル(Purple)になっています。
このときの獲得pipsの数値は、ファストとスロー同時になるため、通常の倍のpips表示となりますのでご注意ください。
⑥box_color → ボックスカラー
チャート上に表示されるボックスの色を変更できます。
初期設定では、シルバー(Silver)になっています。
⑦display_box_count →ボックスを表示させるローソク足の数
チャート上に表示するボックスを、ローソク足の本数で設定できます。
初期設定では、30000になっています。
この数値を大きくしすぎると、メタトレーダーの動きが非常に重たくなります。
また、初期設定の数値(30000)でも重たい場合は、この数値を少なくしてみてください。
⑧BOX_SIZE →ボックスサイズ
チャート上に表示するボックスの大きさを変更できます。
初期設定では、50になっています。
この数値が一番重要です。
ボックスチャートの要(かなめ)でもあります。
この数値を大きくすればするほどチャート上に描かれるボックスが大きくなります。
ボックスを大きくすると、その分、小さなブレ(ノイズ)がボックス内に含まれてしまうので、ダマシが減ります。
ただし、大きくしすぎると、トレンドそのものも取れなくなります。
20:09 2010/03/24
まずは、15分足でボックスサイズを「50」にして、様子を見てください。
ある程度慣れてきたら、ボックスサイズを変更してみてください。
⑨stop_loss_pips →損切りサイン
エントリーからレートが逆行した時、一定pipsマイナスになったらストップをかける機能です。
初期設定では、30(pips)になっています。
この数値は小さくしすぎると、トレンドに乗れなくなりますので注意してください。
5-3.パラメーターの変更方法
各パラメーターの変更は、それぞれの変更したい項目のvalueをダブルクリックします。
すると、数字などが変更できるようになりますので、変更したい数値を入力します(半角で入力)。
パラメーターを変更したら、BOXチャートプロパティの下の「OK」をクリックして完了です。
変更したパラメーターでBOXチャートが動きます。
最初は、BOXチャートに慣れるために、色々変更してみるのも良いと思います。
初期設定に戻したい場合は、最初にダウンロードした、
BOX CHARTS.ex4というファイルを再度Metatrader4にコピーするだけで、元に戻ります。
色々さわっても、BOXチャートは壊れないので安心してください。